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一筆狼さんのキイジョウロウホトトギス,八ヶ岳南麓の投稿画像

2024/09/26
キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)。ユリ科ホトトギス属。
紀伊半島に分布するのに、なぜか八ヶ岳南麓にも咲いていた。
葉に光沢があり、細葉。葉の基部には耳状の突起があり、葉が茎を抱いているところが、ジョウロウホトトギスとの違いであるらしい。

釣り鐘状の黄色の花の内側は写真では見えていないが、紫褐色の斑点がある。緑色の蕾の時は上を向き、黄色に変わり、咲くときは下を向く。
名前の上臈は、江戸時代の大奥で身分の高い女官職。それほど上品で優雅なつつましさがある花姿から「山里の貴婦人」と言われているようだ。

キイジョウロウホトトギスの花は、雄性先熟で葯は開花より前に開いていても柱頭は熟していない。
開花の後半に成熟する。また、開花期間が約5日で長く、媒介者のトラマルハナバチの訪問が少なくても受粉が可能。

和歌山県西牟婁郡すさみ町では、キイジョウロウホトトギスの里で栽培されている。写真で見ると、崖のところにずらりと垂れ下がり、なかなか壮観である。毎年見ごろが10月中旬とのこと。

八ヶ岳の南麓の標高1100mで咲いている邸宅の石垣に数株しかないが、毎年2kmも歩き、見に行っている。

花の感じが似ているキレンゲショウマ(黄蓮花升麻)の花期は、もう終わりに近いがこちらもなかなかいい。
2024/10/08
こんにちは。
キイジョウロホトトギス、美しいですねー。
こうして石垣から垂れ下がって咲くのが似合ってますね。
2024/10/08
@すずはな さま
うつむくことに美を感じる感性が、日本にはあることが素晴らしいことです。
蓮華ショウマ、キレンゲショウマ、ジャコウソウなど。あえて漢字で書くと、どれも虔(つつま)しい花姿ですね。

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四季折々の山野草を追い駆けます。 八ヶ岳南麓、標高1000m辺りから発信しています。

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