奉祝 明治神宮秋の大祭” で出逢えた数々の素晴らしい菊花作品群のうち、最も私の心を捉えたのは、「国華冬化粧」と名付けらた中心部から神々しい光を放つ純白の大輪菊でした✨🤍🤍🤍✨

昨年に引き続き、今期も神宮菊花展を満喫できて嬉しかったです😊💖
奈良時代に中国大陸より伝わった菊花🌼✨
蘭、竹、梅と並ぶ「四君子」の一つで、十六葉八重表菊が皇室の御紋として定着していることは今更言うまでもないことですが、私の好きな『源氏物語』の《匂宮・宿木の巻》の文中にも以下のように菊花が登場します。

……老を忘るゝ菊に、おとろへ行藤袴、物げなきわれもかうなどは、いとすさまじき霜枯れのころをひまでおぼし捨てず。

＿光源氏の出家と死を暗示し、以後、薫君と匂宮の物語へと展開してゆくこの巻では、「老いを忘れる”菊”と、衰えゆく”藤袴”」という二種類の花を対比的に用いることによって、霜枯れの時期まで愛し続ける想いを切なくも美しい詩的な表現にしているのですね。改めて、季節の花々に心を寄せて生きる風雅な感性に魅了されます👘🇯🇵✨

菊の花は、色別に花言葉も多種多様。
白い菊の花言葉は、「慕う」、「誠実な心」…他。