🍀今日の花
【カボチャの花】🍀

🍀これ面白い🍀

カボチャの受粉は開花した日の午前9時ぐらいまでで、そのときに付近に雄花がないと受粉できなくて雌花は落ちる

カボチャは、ポルトガル語の「Camboja（カンボジャ）」が転訛したと考えられています。ポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝えたことから、当初「カボチャ瓜」と呼ばれていました。
カボチャは、別名「南瓜」とも呼ばれています。南方から伝わった瓜と書き、中国の都市である「南京」に由来するとも言われています。
カボチャは、原産地はアメリカ大陸です。コロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、世界中に広まりました。日本へはポルトガル人によって16世紀中期に九州に伝えられ、17世紀初期には九州で栽培されました

かぼちゃは、緑黄色野菜の代表格で、ビタミンやミネラルが豊富な栄養価の高い野菜です。
かぼちゃの特徴は次のとおりです。
カロリーが高く、ビタミンやミネラルが豊富
ビタミンEやβ-カロテン（ビタミンA）が含まれている
食物繊維が多く、便通を良くしたり、血圧の急激な上昇を防ぐ働きがある
保存による栄養素の損失が少ない
かぼちゃの種類には、西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポかぼちゃなどがあります。

かぼちゃの花の特徴は次のとおりです:
ラッパ形で黄色く、花冠が5浅裂する
雌花は受粉すると50日ぐらいで実が大きく実る
受粉は開花した日の午前9時ぐらいまでで、そのときに付近に雄花がないと受粉できなくて雌花は落ちる
雄花、雌花が別々（雌雄異花）だが、発生段階では両性花
雄花は、雄しべが1本しかないように見える

ちゃの雄花と雌花は、発生段階では両性花ですが、成長途中で雄しべの発達が停止すると雌花に、雌しべの発達が停止すると雄花になります。
雄花は、雄しべしかなく、花粉ができる花です。雌花は、めしべがあっておしべのない花です。
雄花と雌花の見分け方は、次のとおりです:
肌の下に丸みがない方は雄花
肌の下に丸みがある方は雌花
雄花は、おしべとめしべをそなえた花
雌花は、めしべがあっておしべのない花
かぼちゃは虫媒花なので、昆虫がこないと実がなりません。そのため、開花日の朝は、遅くとも9時頃までに、雄花の花粉を雌花の柱頭につけて授粉をします。人工受粉には、次の方法があります:
筆先に花粉を集めて柱頭にこすりつける方法
おしべの先に花粉を直接こすりつける方法
かぼちゃは雄花が先に咲き、後から雌花が咲くため、タイミングを逃すとうまく受粉しないことがあります。より確実に受粉させるには、雌花が咲くタイミングで雄花を使って人工授粉できるように、授粉用に使う株を別に育てて準備しておくといいでしょう。