支那柊。別名、ヒイラギモチ。
シナヒイラギはモチノキ科、葉が互生、果実は赤色。葉の形は六角形状から四角形状で、四隅と先端に棘があるが、老木になると棘が少なるようだ。

ヒイラギはモクセイ科で葉は対生、実は紫黒色。ここが大きく違う。

モチノキ科で、微妙に似ている樹木との識別点としては以下のように紹介されている。

セイヨウヒイラギは、葉が楕円状で光沢があり、葉が厚く、棘が痛い。欧州原産。ホーリー、またはイングリッシュ・ホーリー。これが本家のクリスマス・ホーリー。

アメリカヒイラギは、葉が楕円状で光沢が弱く、葉がやや薄く、棘が痛くない。北米原産。アメリカン・ホーリー。

シナヒイラギは、葉が六角状で光沢があり、葉が厚く、棘が痛い。中国原産。チャイニーズ・ホーリー。日本で見かけるのは、ほぼシナヒイラギらしい。聞こえがいいので、クリスマス・ホーリーとして売られていることも多いとか。

クリスマスの飾り付けを見ることもなく、シナヒイラギを見てクリスマスが近いことに満足しよう。