キク科　ツワブキ属
東アジア　原産地
日本　東北以南～南西諸島
海岸沿い　山野に自生
木陰を好む　常緑多年草
食用　生薬ともなる

狭い我が家の庭に
今年も咲いています。
今頃から冬にかけ
花のない場所を　黄色の花が
慎み深く　咲いてくれます。

ツワブキの葉はツバキ同様
クチクラ層に覆われ
硬く艶がありますね。
艶葉蕗　厚葉蕗と呼ばれ
それが縮まり　和名　石蕗と…
漢字表記は海岸の崖に
自生することからだとか。

新芽はアク抜きして食用
強い解毒作用から生薬に
塩害に耐え　日陰を彩り
手間いらず　枯れゆく
周囲のものに　まかせろと
ばかりに咲き初めます。

控えめでありながら　
したたか…　この花を
嫌いなのだと詠んだひとは
鞦韆は　漕ぐべし　愛は奪ふべし
と　なかなかに苛烈。

幾多の悪条件にも負けず
常磐色の葉を広げ
冬の先鋒をきって咲く
この花に　そのひとなりの
敬意の表れなのでしょうか…

花言葉は謙譲
そして困難に負けない
この植物は海を渡り英国へ
困難に負けないことから転じて
愛は甦る　とも。

ご存知ですか
顔を近づけてみると
甘い香りがするのです…


今日１日　お疲れ様でした。