豪雨で倒れた御神木、倒木から１年半「復活」

「巨木古木の木曜日」

神明神社　大杉

人口330人ほどの小さな町、岐阜県瑞浪市大湫（おおくて）町

推定樹齢1300年、市内最大の巨木で、幹周11m・樹高約60m
市指定天然記念物（昭和30年11月6日）
県指定天然記念物（昭和31年6月22日）

中山道の街道筋にあり、昔から多くの人々に親しまれてきました。
江戸時代後期の文化人であった太田南畝（おおたなんぽ）が享和（きょうわ）2年（1802年）記した旅日記『壬戌紀行（じんじゅつきこう）』にも「駅の中なる左のかたに大きなる杉の木あり。
木のもとに新明の宮をたつ」と記されており、当時から目を引く存在であったことが窺われます。

２０２０年７月の豪雨により倒木
今回の大雨の被害を受け、以前から心配されていた樹勢の衰えもあり、根元から倒れてしまいました。
奇跡的に民家への直撃を避けた形で倒れ、近隣町民に被害がなかったことは幸いでありました。
その後、クラウドファンディングで6,676,000円のご支援をいただき、新なシンボルとして復活しました。

巨木は、存在自体が圧倒的で、安心感が有ります。
残して下さったことに、感謝致します。
これからも多くの人々の心の支えに成ることでしょう。ありがとうございました。
(下2枚の写真は、瑞浪市HPより拝借）