鳥さんに大人気！？
日当たりがよく目立つ場所に生えているイヌザンショウの実はみな無くなっていました。

「われら樹木探検隊」

イヌザンショウ（犬山椒）

ミカン科サンショウ属

サンショウよりも小葉が細長く、鋸歯が細かい。表面は濃緑色で光沢がある。
枝にあるトゲは、サンショウのトゲが対生するのに対して、互生する。
果実ができる果柄は、紅色が目立つ。
これは鳥たちに果実の場所を教え、種子散布をしてもらうためだと言われている。
毒性はありません◎ イヌザンショウは揚羽蝶などの幼虫にも好まれる植物で、生のままでも食べることができます。
7〜8月の夏の時期に花を咲かせ、枯れると山椒と同じように小さな実をつけます。
この種子や葉は山椒と同じように食用になり、かつては咳止め薬や香料、神仏に備える燈火用や整髪用の油を作るのに使われることもあったそうです。
カラスザンショウとイヌザンショウの雑種と考えられているコカラスザンショウというのも居るようです。