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タニギキョウ（谷桔梗）

キキョウ科タニギキョウ属の耐寒性多年草（宿根草）

山地の湿った日陰に生える、1cm程の小さな白い花。
渓流の周辺や水の湧くところにコケに混じって、小さな群落を作っていることも多い。
5弁花に見えますが漏斗型。
密生して多数が咲いている様子はそれなりに目を引きます。
キキョウの仲間としてはとても小さな植物です。
春、花が咲き終わると茎や葉は枯れてしまい、
他の草が繁る夏には影も形もなくなり、
秋、10月頃に新たな茎と葉が伸び出て冬を越し、
翌年4～5月に開花するという、冬緑性という性質を持ちます。
他の草が繁る夏を避け、競争相手の少ない冬に光合成を行い、草丈の小ささをカバーする、スプリング・エフェメラル的な生き残り戦略ですね。
夕方とかは、閉じてることが多い気がします。
丸い葉っぱも　可愛いです。