アジサイ｢鳳凰｣
暁光園アジサイの人気品種です。

いつの間にか、最近のアジサイは
八重咲きテマリの覆輪アリが主流ですね。

初めて見たとき感動した記憶がありますが
八重テマリ覆輪の何を見て感動したのか
何故か思い出せない残念な私のおツム。

たぶん｢コンペイトウ｣だろうなと
時系列で類推する始末です。

時が流れていきますね。

集めに集めた私のアジサイたちは
すでに400種を軽〜く超え
広かったはずの農地(借地)が
何だか狭くなって来ました。

昨年春の急な入院で
ダメにしてしまった子もほぼ回復または
新たに入手して揃って来ました。

この先を考えると危機感が生まれて来ます。
私が死んだらこの子たちはどうするの？

折も折、借地の大家さんの義弟の方から
｢アンタに何かあったら
このアジサイを俺が処分していいって
一筆書いといてくれんかね｣
と言われました。

うんまぁ、家族が続けるつもりも無さそうだし
片付けて下さるなら助かるかな？

｢はぁい、わかりましたー(*^^*)｣

思えばきっかけは｢加茂セレクションの岐阜分園｣
広さだけが取り柄の実家の農地を使って
アジサイ観光農園を作ろうとしていたのです。
母と暮らす障害者の妹の、生活費にもなるように。

その後。
母が亡くなり相続問題で揉め実家の農地から追い出され
お願いしていた友人の土地にはクマが出て(笑)
用意していた土地代資金はコロナで消えて
行き場所がないまま現在の農地に置いています。
仮置きのはずがすっかり(心が)根付いちゃいました。

ここまで集めた希少なアジサイたちも
お互いに無いものを交換するなどして
同好の士が私と同じだけ全て集めて下さったので
そんなに責任を感じる必要もありません。

むしろ、加茂さんの信頼が厚い彼の方が
希少加茂セレクション保存に向いています。

ご近所のお寺にでも、ぜんぶ寄付しよったかな。
義弟さんのいう処分って
引っこ抜いて捨てるってことだろうし。
生きてる間は、お手入れと称して挿し穂をいただき
苗を作って売り飛ばし年金の足しにして
死んだあとでも地植えだから心配ないし
観光客の皆さんに楽しんでいただけるなら
その方が良いだろうな〜。

などと、ずーっと考え込んでいたら
｢アジサイの未来より俺の未来の方が気にならん？｣と
アホ息子さんがぬっと登場しました。

｢自分のことは自分でやって｣
｢へいへい｣

そうね、とりあえず今夜の献立でも考えるか(*^^*)