エリカ‥
別名ヒース
そう　E・ブロンテ作　『嵐が丘』の舞台となったハワースの荒涼とした大地に生い茂っていた花

物語の中で　いつも鬱々たるイメージだったヒースの咲く荒地

嵐が丘の吹き荒ぶ風と共にヒースの咲く大地の重苦しさがずっとつきまとっている感覚がする

美しいけれど　暗く厳しく寂しいその光景は、ヒースクリフとキャサリンの関係そのもの‥

捻じ曲がった心を持つ人達が朽ち果ててしまってもヒースの丘はずっと　そこに　あの時のまま残っているのだ

亡霊達の囁きを聞きながらヒースの花は陽を浴びて風に吹かれる
そこに住む人達の怒りや嘆き、欲望や憎しみ、そして小さな希望までも養分にして咲き誇っているように見える

憶測になるが、月夜の晩かハロウィンの頃には　薄寂しいヒースの丘を彷徨う灰色の亡霊達に出会えるかもしれない

そういう晩にはエリカ(別名ヒース)の花をじっと見つめてください

ヒースクリフとキャサリンが遊んでいる悲しげな笑い声が聞こえるはずだから


〜もうすぐハロウィンだから🎃〜
ハロウィン盛り上げ　今週は暗いor怖いor不思議系でいきたいと思います🙇‍♀️