2021年9月13日(月)、曇り時々雨。

投稿写真は、今日、雨が降るというので、蕾などもカットして花瓶に挿しました。八種類のバラですが、どれも素敵です。どの薔薇の名前も暗記しています。

春と比べ花数は少なく大きさは小さいですが、バラはやはり素敵な花です。

朝のゴミ出しと、水やりを済ませ、3週間ごとの定期通院へ妻と二人で言ってきました。

精神科の担当医師が、私にこの3週間はどうでしたか？　と尋ねられるので、「前回のときより、私の気持ちは安定しています。妻があそこへ行きたい、ここへ行きたいというので、できるだけ寄り添って、コロナ禍を避けて田舎へのドライブをしました。テレビも妻が見たいというと映画を家で二人で見ていました。庭仕事もほとんど一緒にやっています。」と。

すると、その先生は妻に顔を向けて、ニッコリとして「良かったですね、こんなに優しい夫で。」と言われ、妻は「はい、そうなんです。」と答えていました。

私がこの3週間の状況を話し終えると、先生は妻に尋ねました。
妻は「父母のことでの苦しさは和らぎましたが、息子のことで気持ちがとても沈むことがあります。でも、ひどい落ち込みではありません。主人と一緒にいるので、話し合いながら、不安な気持ちを和らげています。」と。

診療後、内科診療も受診して、私はアレルギー、前立腺肥大、咽頭の痛みの緩和剤、筋肉痛貼薬、妻はアレルギー、胃炎、コレステロール値抑制剤などをもらっていました。

その後、いつものファミリーレストラン・ジョイフルへ行って、いつもの日替わりランチを食べ、庭作りの関係で、大先輩が来るかもしれないと妻に言い、すぐに帰りました。

予想通り、大先輩が来られました。それで、この間の続きですか、と尋ねると、今日は、土嚢袋に入れた庭の古土の処分をやろうと言ってくれたので、早速、大先輩の軽トラに2回に分けて40袋の古土の入った土嚢袋を積み込んで、大先輩の弟さんの山へ持ち運んでおろしました。なんとそこは草茫々の山道でした。

近所のおばちゃんの古土も昨日、妻と一緒に土嚢袋に詰めていたので、それも処分させてもらいました。

1往復で70分ぐらいの所でした。その2往復の間に、私の悩みを聞いてもらいました。色々と率直なアドバイスをもらいました。ほとんど、親友や視界の友達のアドバイスと重なりました。

大先輩に我が家でお茶を飲みませんか、とお誘いし、我が家で妻と私と大先輩の三人で、いろんなことを話しました。心が少しずつですが、軽くなって行くのを感じました。

大先輩が帰宅し、妻と私が作った夕食を食べ、いつもの通り、恋愛映画を二本見ました。
　
一つは『クレイジーなくらい君に夢中』、もう一つは30年前に見た『アダムスファミリー』を見ました。

『クレージーなくらい君に夢中』は、とても素敵な作品でした。自分や妻や娘を理解を深める上で、とても役に立ちました。

私は、職場の労働問題でうつ病を、その後に躁病に至りました。だから、双極性障害については、よく理解していました。それで、主人公が双極性障害を理解し、そのほか、統合失調症などの精神障害をも理解しながら、対処方法を専門医師や患者から教わるのです。そうすることで、精神病を持つ好きになった彼女との付き合い方を学ぶのです。

私の場合は、統合失調症や双極性障害についての知見と対処方法を知ったのは、ほんの6年前です。映画の主人公は、たったの数月で学んだのですが、私の場合はら36年もかかってしまいました。

結婚当初は、彼女の気分が良いときと悪いときのあまりにも大きな落差に驚き、よく夫婦喧嘩をしていました。

この映画でも重ねてわかったことは、真実の病名を知り、その病状や対処方法を知ることが大切であるということです。

双極性障害の良さと問題点を把握し、適量の処方された薬を飲みながら、この病気に付き合って行くことがとても大切なのです。

私は、自分の躁状態を把握しながら、その時は、大きなことに力を使います。園芸にもその力を使います。鬱にったときは、一所懸命にやりすぎた身体を休めます。

「普通とは何か」、「健常とは何か、異常とは何か」を考えていくと、誰もが問題や病を抱えています。

その問題や病も愛せたなら、人は幸せになれるのだとつくづく思いました。

ある意味、「正常」、「標準」という言葉は、差別を生みます。誰もが完全ではないので、「異常」、「標準外」の部分を持っています。

だから、それが当たり前だということを認め、愛する人、好きな人と一緒にいることが大切なのです。この映画は、念押しのように、私達夫婦に教えてくれました。

そのあとに見た『アダムスファミリー』は、30年前の映画なのに、とても楽しめました。一体、人間の何が怪物なのかを教えてくれる映画でした。

明日から数日、雨ですが、雨が上がる時間があったら、庭仕事をします。また、枝垂れ梅のあるご近所さんのお家の庭掃除を手伝ってあげようと思っています。

そうそう、構造物にハシゴが高すぎてかからないという問題は、大先輩のアイデアで、なんとか解決できそうです。
12歳年上の造園と人生の大先輩に出会うことができて、本当に幸せです。