７月１７日撮影　稲荷山公園緑地保全地区

稲荷山公園へ戻る前にもう一枚。

昨年の夏に森の中で、朝露が葉の周りについた葉を見つけました。
葉の形で、縁に水が溜まるのが可愛らしいなあと思っていたのです。
…が、今年の春、
百日紅さんの投稿で、これは植物が体の中で余った水分を、水孔から外に出す現象だということを知りました！

水孔とは、植物の排水組織だそうです。
植物には気孔があって、閉じたり開いたりしながら呼吸をしている…というのは、理科で学習して知っていましたが
水孔という水を出す孔もあるのだそうです。

ただ、気孔は状況に合わせて開閉できますが、水孔はただのあなです。
葉の先端や葉脈の端、鋸歯の先端付近に見られます。そして、すべての植物に備わっているわけではないらしく、イネ科植物やサトイモ・フキ・アジサイ・ユキノシタ・ヤブガラシ・ソラマメなどで見つかっています。
コメ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、トウモロコシ、タバコ、トマト、イチゴ、キュウリなど多くの作物でも知られているようです。

昼間は盛んに光合成をしているため気孔が開いているので蒸散も行われ、晴れた日は水分不足になりやすいけれども、夜間に根から水分を吸収して水分補給をしています。
そして、早朝までに水分が過剰になると、水孔より出水するようです。
（気孔からは蒸散、水孔からは排水というのかな？）
なので、この現象は根の活性が高いことが必要で、朝、湿気の高い日に起きやすいようです。

そこで、この写真です。
撮影したのは朝７時です☺️前日に梅雨明けしました。そして、これはヤブガラシの葉ですかね！
ハート形の葉はなんでしょう？スミレ？ではないですよね…？これが何の葉なのかは謎です。分かる方教えてください🙏

（参考資料：岡山理科大学生物地球学部生物地球学科 旧植物生態研究室（波田研）のホームページ　および岐阜大学教育学部　理科教育講座）