【彼岸花:曼珠沙華シリーズ⑧編】

☆彼岸花:曼珠沙華:spider lily//cluster Amaryllis
ピンク色・黄色・赤色・白色・彼岸花4種類

@花名の由来:
ヒガンバナ属の学名「Lycoris（リコリス）」は、ギリシア神話の海に棲む女神ネーレーイスのひとりであるリュコーリアス（Lycorias）の名前にちなみます。
和名の彼岸花（ヒガンバナ）は、秋の彼岸のころに開花することにちなみます。

別名の曼珠沙華（マンジュシャゲ）は、法華経などの仏典に由来します。

＊どうぞ9月19日・21日・24日の彼岸花シリーズ①・②・③・④・⑤・⑥・⑦をもご参照くださいマセ( ◠‿◠ )

ヒガンバナには死人花、地獄花、幽霊花などの異名も数多くありますが、それほど花に興味がない人でも、すぐに赤い花を思い浮かべる事ができるのではないでしょうか？
古くから日本人に親しまれた花ですが、それだけにいろいろと迷信や言い伝えが多い花デスね⁈
由来をひも解くと、ぎょっとするような迷信にも深い意味があったりで、興味深いデスね⁈

彼岸花は赤というイメージをお持ちの方がほとんどだと思いますが、赤や白以外の色もあります。
彼岸花はもともと中国が原産で、日本では稲作の伝来と共に広まりました。
原種には、白、赤、黄、オレンジ、ピンクなどの色があります。
何百という品種があって、品種改良でどんどん新しいものが生み出されています。

@ヒガンバナの花言葉と由来等
♡ヒガンバナ全般の花言葉
悲しき思い出・あきらめ・独立・情熱」
「悲しき思い出」の花言葉は、ヒガンバナが墓地などでよく見られることに由来すると言われています。

♡白色：思うはあなた一人、また会う日を楽しみに
思うはあなた一人、の由来は？
白い彼岸花の「想うはあなた一人」には、彼岸花の咲き方から付けられた花言葉とされています。

♡赤色：情熱、独立、再開、あきらめ、悲しい思い出、思うはあなた一人、また会う日を楽しみに
赤い彼岸花は、「赤」のイメージから、情熱・独立など華やかな花言葉も付けられています。

♡黄色：追想、深い思いやりの心、悲しい思い出

その他は、「悲しい思い出」や「再会」など、別れを連想させるものが多い。
お彼岸に咲く花で、墓場でよく見られていることから連想されたものだと言われています。

＊彼岸花は、長い茎の上にだけ花だけが咲き、花が落ちてから葉が出ます。
この様子を韓国では、「葉は花を想い、花は葉を想う」として「相思華（サンチョ）」と呼び、この花言葉ができたと言われている。

＊花言葉に関連する名言
「悲しき思い出」（ヒガンバナ全般）

ひとつひとつの悲しみには意味がある。
時には、思いもよらない意味がある。
どんな悲しみであろうと、それは、このうえなく大切なもの。
太陽がいつも朝を連れてくるように、それは確かなことなのですょ。
＊エラ・ウィーラー・ウィルコックス（米国の女性作家、詩人 / 1850～1919）

＊田んぼや墓地に咲くヒガンバナ
ヒガンバナは田んぼのあぜ道や墓地などに多く見られます。
ヒガンバナは全草に毒があり、田を荒らすネズミなどがヒガンバナの鱗茎の毒を嫌って避けるため人為的に植えられたものと考えられています。
墓地でも土葬後に死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐために植えられたと言われています。

科・属名：ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名：Lycoris radiata:放射状を意味する
和名：彼岸花（ヒガンバナ）
別名：曼珠沙華（マンジュシャゲ）、天蓋花（テンガイバナ）、リコリス
英名：　Cluster amaryllis, Red spider lily, Red magic lily, Hurricane lily
原産地：　中国

＊ヒガンバナにはいろんな名前がありますが、何故か彼岸花は不吉な花なのか？
その恐い名称をもつ理由は？
日本では、彼岸花は不吉な花という印象が付きまといますね。
名前にもそれが表れています。
「彼岸花」という花の名前も、「お彼岸の頃に咲く花」という意味のほかに、「飢餓の時に食べて飢えを凌いだ悲願の花」という意味も込められていると言われています。

彼岸花が不吉な花とされる理由は？
「死人花（しびとばな）」や「地獄花（じごくばな）」などの恐ろしい名前は、どのような由来があるのでしょう⁈

彼岸花が、墓地の近くに咲くことから連想された名前ですが、それだけではありません。
彼岸花は、花が咲いた後に葉っぱが伸び、秋に咲いて春に枯れるという通常の草花とは逆の生態をもっています。
その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ不吉な花とされたのです。

☆恐い迷信の怖いイメージの由来は？
彼岸花にまつわる迷信も恐ろしいものが多いですね。
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」
「彼岸花を摘むと死人がでる」
「彼岸花を摘むと手が腐る」
なぜこんなにも恐ろしい迷信が生まれたのでしょうか。
「火事になる」というのは、花色や花姿が炎を連想させるからでしょう。
「死人が出る」「手が腐る」という言い伝えは、彼岸花のもつ毒によるものとされています。
彼岸花にある毒は不用意に食べると大変危険です。
子供が誤って触ったり、口にしたりしないように、危険な花だと言い聞かせてきたのでしょう。

＊彼岸花が田んぼやお墓の周りに多く見られるのはなぜ？
彼岸花にはアルカロイドという毒があります。
昔は土葬だったため、遺体を動物が掘り起こしたりしないために彼岸花を植えました。
田んぼの畦道（あぜみち）に彼岸花が多いのも、その毒でモグラや野ネズミを防除する意味がありました。
それだけではなく、飢饉に備えて植えたという説もあります。
彼岸花の毒は、水によくさらすと抜けます。
そして、彼岸花はでんぷんを多く含んでいるので、毒さえ抜けば食べられるのです。
これは、小学生の頃に聞いたことがあります。
昔は飢餓に苦しい時に、危険を覚悟して毒を抜いて食用にすることもあったそうデス⁉︎

♡天界に咲く花:曼珠沙華
こうやって見てみると、なんだかかわいそうなぐらい不吉な印象ばかりですが、「曼珠沙華（まんじゅしゃげ・かんじゅしゃか）」という名前には良い意味があります。

「曼珠沙華」とは、サンスクリット語で、「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする｣ という意味があります。
「おめでたいことが起こる兆しに天から降ってくる花」とされているんですね。

＊彼岸花を見に行くなら
乾燥状態が続いた後に大雨が振ると、一斉に花が咲くという現象があります。
これが「雨後の彼岸花」とも呼ばれる由縁です。
もし彼岸花を見に出かけるなら、雨が止んだ後を狙うと開花した花の色合いがよく、きっと気にいる美しい写真が撮れますョ⁈

彼岸花は今が旬デス！
どうぞお楽しみくださいマセ( ◠‿◠ )

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♡どうぞ花と蝶をお楽しみ頂けましたなら幸いデス🙏

by Kazyan's Green Shot
Artistic Cluster amaryllis
2020/Sep 25/past am 06:30' upload