警告

warning

注意

error

成功

success

information

一筆狼さんのお出かけ先,シラヤマギク,八ヶ岳南麓の投稿画像

2020/08/22
シラヤマギク(白山菊)。(超長文)いつもまぎらわしいヤマシロギク(山白菊)との違いに悩まされていたので、いまわかっている範囲ではっきりさせたい。

八ヶ岳あたりでは、7月半ば頃からユウガギク(柚香菊)が咲き、次に8月半ばからシラヤマギク、秋の終わり頃にヤマシロギクやノコンギク(野紺菊)が咲く。

シラヤマギクの頭花の白い舌状花は8枚〜6枚くらいで、まばらな感じ。花びらの間に隙間がある。(ユウガギクと比べると一目瞭然)一見、貧相な花姿と見られるが、素朴な印象と思いたい。下部の葉は大きな卵心形で、葉柄に翼がついている。葉の縁は歯牙縁(歯が並んだような縁)。上部の葉はだんだん小さくなり葉柄も短い。葉はざらつく。茎は赤味を帯びて、高さは1〜1.5mと高い。

シロヨメナ(白嫁菜)の別名をヤマシロギクとする説が多いが、学会ではイナカギク(田舎菊)の別名がヤマシロギクとされているとあったのを採用した。白い舌状花は11〜15枚と多い。葉は長楕円の披針形で互生。葉裏に3脈と葉柄がありここで見分けられるとあるが、それほど顕著でないらしい。高さは50cm程度で、小ぶりである。

要は花期の違い。花びらの枚数。頭花までの高さ。葉の形で決めることになる。それほど野菊としては似ている。野菊で済ませてしまいたい気持ちは山々であるが、小さな差異に喜びを感じる狭量な人種なのだろう。

庭にはまだユウガギクが咲き誇り、咲き始めのシラヤマギクが同時に妍(けん)を競い、ノコンギクがいま一輪だけお構いなしに咲いた。花期ひとつでも、実際には混ざり合う。一筋縄ではいかないのが、自然の多様性である。

GreenSnapのおすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

お出かけレポートに関連するカテゴリ

開催中のフォトコンテスト

お出かけレポートのみどりのまとめ

いいね済み
50
2025/12/17

🖼️大阪市立美術館イタリア館の至宝🖼️

関西万博で見れなかったイタリア館のリベンジです😊
いいね済み
43
2025/12/17

NO129 2025年 秋田国際ダリア園

撮影🤳 11月2日 秋田国際ダリア園 めぐみちゃん*ϋ*とかほちゃん*ϋ*をお迎えして
いいね済み
92
2025/12/16

相模国一之宮寒川神社参拝2025

12月10日、神奈川県の寒川神社に久しぶりに参拝しました。 八方除の祈祷を上げていただき、社殿の裏手に広がる「神嶽山神苑(かんだけやましんえん)」を見学しました。2年前にも行ったんですが、何と同じ12月でした💦今回は、紅葉は終わり間近でした🍁
四季折々の山野草を追い駆けます。 八ヶ岳南麓、標高1000m辺りから発信しています。

場所

キーワード

植物