毎日、妻のドライブコールがあるので、どこに行くかをその日に決めています。

園芸は、妻の心の安定につながると思い、3年4ヶ月前から始めました。蚊やアブの毒に弱い私は、土いじりには全く興味がありませんでしたが、今では妻よりも園芸に対する思いが強くなってしまいました。

それで、3年半年の間に、ものすごい勢いで、小さな庭が花森になりました。

もう、妻が全く及ばないくらい園芸に関する知識を得たようです。妻がドライブの帰りに、「お父さんは、何でも一所懸命にやって、何でも覚えていくのね。美術館に行っても、コメントをすべて読みながら、絵を近くから見たり遠くから見たりして、色々と色彩のこと、線のこと、点のことなど、事細かに見ているね。どうして、そんなことができるの？」と運転中に聞かれました。

「えっ、そんなことは意識したことはないよ。やると決めたら、納得できるまでやりたいだけ。一所懸命にやらないと、時間を損したみたいな気になるから。」と妻に答えました。

私から妻を見ると、心の病気を抱えているのに、大量の薬を服用しながら、よく頑張っていると思っています。

私とすれば、主に妻のために、この庭を作っているのだから、ドライブなどは毎日ではなく、一週間に二日ぐらいにして、あとは一緒に園芸の時間を増やして、もっと素敵な庭作りをしたいと思っているのです。

ドライブに出ると、私の寄り道グセが出てしまい、5時間前後は外出状態になります。

そうすると、その分だけ、園芸に手抜きが出てしまい、鉢花の4割前後を枯らしてしまうことがよくあります。

でも、思うのです。お花さんたちには、申し訳ないけど、園芸は妻のために始めたのだから、枯れたお花さんたち、ごめんね、と。

一年草のペチュニア、ニチニチソウ、などは、よく枯らしてしまいます。もっと、時間をとって、花がら摘みや切り戻し、肥料やりをしてあげれば、もっときれいになるのですが、仕方がないです。

今日のドライブの帰りに、明日は買い物以外はどこにも行かないよ、花がら摘みや草抜きをしないといけないからと妻に言いました。

すると、妻はわかったと言いました。

毎日の水やりは、4割ぐらいを手伝ってくれます。摘み取った花を渡すと、とても嬉しそうな顔をして、「ありがとう！」と言って、花瓶にいけてくれます。

今日は、片道二時間半をかけて、宇部市にある川崎美術館に行ってきました。

大好きな東山魁夷の絵画2点がありました。そのほか、日本画、洋画、陶器など100点以上が展示されていました。

私の恩師が、「研究とは書くことを見つけたり、だ。」とおっしゃいました。そこで今、思いました。「芸術とは創ることを見つけたり、だ。」と。

今日の投稿写真は、ルリマツリ(フルーンバコ)、天空のバラ(アデニウム・キンナリー、蕾が膨らみ始めました)、カリブラコア、ペチュニアたちです。
他にも、たくさん花が咲いてくれています。

明日も楽しい一日になりそうです。明日は花摘みをして押し花にします、妻と一緒に。