大奥苺局物語 昔々のお話でござります。 山奥の順天堂というお寺に隠れ住む高貴なお姫様を見初め、待ちに待った半額の御札をつけた籠の中に隠し、こちらにお連れしたのでございます。 お姫様のお名前は紅真珠姫と申されまして、やんごとなき御方の落とし胤であらしゃいます。 「アイベリー公爵」×「豊香姫」 お顔立ちは卵円形で大きく、甘味、酸味のバランスがよく独特の芳香があいまって見目麗しいお姿にございま〜す。 ペリー提督なら、レッドオパールとお呼びになりましょう。 府欄田（プランター）別邸にて静しずとおわしますそうな…。

大奥苺局物語 エンジェルエイト 我が御座所には、桃薫姫と章姫がおわします。 側室の姫君でありますれば、ほぼ放置プレイでのびのびとお育ちです。 賄瑠都酢都露便利姫に至りましては、増えすぎて冬には、何方かへ鉢ごとお輿入れされました。 ところで、ここからが貴方様にだけ申し上げます秘密で御座います。 ある有名な御大名の米利様から正室として、この度お輿入れになられましたのは、その名も縁慈恵留栄都姫にございます。 すでにお腹様で御座いまして、早々のご出産となりますか否や…。 我ら苺局と致しましては、上から下までﾃﾝﾔﾜﾝﾔ((o(´∀`)o))ﾜｸﾜｸ お世話のしがいが御座います。 春には白玉のようなお子様がお産まれになりますでしょう。