2月に入る。この地でも、一年で冬の寒さを特に感じる時期だろう。フラワーショップの店頭に置かれる草花のバラエティの色取りは、相変わらずの賑やかさである。 1月からの店頭で観るバラ、そのバラエティ---その7。 ----切りバラも一層、店頭を賑わしている。 黄系x2、橙系x2のバラ、4つ。　 一方に、待ち遠しいのは、戸外の春待つ薔薇。 ・薔薇(かげろう) 日本らしい和のバラだという。確かに繊細な奥ゆかしさが感じられよう。 黄色をベースに、花弁のふちが薄っすらのピンクに色づき、花芯に向かっては、花弁の半々がそれぞれイエロー、オレンジに変幻していると見えるような花弁。その薄く透明感のある色合いが、特徴である丸弁のカップ咲きのバラ。 ・薔薇(シャインオン) 花びら先が、微妙に波うつフリルの珍しそうなバラ。 花弁の外側は、薄く赤みがかったオレンジ、中はイエローイッシュオレンジ(黄味橙色)に。波状弁平咲きで、フリルがかった咲き方。“シャインオン(shine on、光であたりを照らす“に相応しいバラでしょうか。 ・薔薇(シンディライオン)-その1 一輪のボリュームにあるスプレーバラ。 フリル弁の鮮やかなオレンジ。カーネーションのような花型のカップ咲きとも、盃状咲き(カップ咲きのように中央がくぼんでいるが縁の花弁が少し反りかえる)といえようか。 ・薔薇(シンディライオン)-その2 上記のスプレーバラ、「その1」と同じ房に咲く別のバラ。 カップ咲きのように、中央の花弁のくぼみを開放して、中央に芯を巻くような抱え咲きに変化しているように見える。 薔薇の持つ特筆としても、その容姿の変幻の大きいバラといえようか。