縮こまっている背中を伸ばして！と お散歩みちでクスノキの声… 太い幹の豊かな樹皮の表情と 高く伸びた逞しい枝ぶりはあっぱれです その昔… 飛鳥時代の仏像は殆どが クスノキで彫られていたとのこと 奈良県斑鳩の中宮寺の 　　　「弥勒菩薩半跏思惟像」 あの有名な優しく美しい微笑みも このクスノキで彫られているそうです 古代よりも優美なスマイルの芯は 　　　生命力に溢れた樹魂なのですね

若さは眩しく… ユズリハの新芽は立派な葉になってきました さあ、バトンを渡すよ… 古い葉は柔らかく黄みを帯び 世代交代を感じて見上げています ユズリハよ、大志を抱け 目指すのはあの大きなケヤキ… そして青く澄み渡った大空だよ

GS初句会・初参加です 　　　　どうぞよろしくお願い致します🙇‍♀️ ・淑気満つ今日からはじまる庭暦 　　　　（新年の庭にての一句） ・冬の庭今日出来ぬことまた明日 　　　　（やる事はいっぱいあるんだけれど…ね） ・踏みゆけばまた起き上がる冬の草 　　　　（寒さの中の草は強い！ 　　　春を迎えるためにはこうでなくてはなんですね） ・倒木をそっと温めし冬日かな 　　　　（この世でのお役目を終えた木に 　　　冬の日差しならではの優しい温もりをみました） ・枯木立すぐに見つかるかくれんぼ 　　　　（そのとおり、でも隠れようとしてみたり…） ・水仙の丈に遊びし仔犬かな 　　　　（生まれたばかりの仔犬が家族になったのは1月… 　　　小さく跳び回っていましたっけ） ・日向ぼこいつも誰かがいる予感 　　　　（幼い頃からいつも誰かに守られているような、 　　　大丈夫だよ、、の声が聞こえてくるような） 　　　　　　　　　　　　　　　べにしし

🍊柚子を讃えて… 我が家の古い柚子の木 もうおじいさんの木 高いところにぽっかりと浮かぶように実をつけて 冬のお空に色をつけてくれる 晩秋からはじまる柚子尽くし… ~昨日の夕食は柚子づくし膳~ ・柚子ご飯…柚子酢飯に甘辛に炒ったひじき ・鯖の柚子味噌煮…生姜もたっぷり ・切り干し大根とエノキ茸のお味噌汁…柚子いり ・小松菜のお浸し…柚子と胡桃和え 毎年の柚子の実りは見えないチカラを いっぱいくれる 柚子さん🍊本当にすごいよ！ ありがとう🙏 我が家は🐕の名前もユズ！

今日は鈍よりとした重たい空… 🦠はすぐそこに、気をつけて、、 お散歩みちの植物たちも 不穏な空気を感じとって 　　わさわさ…ひそひそ…ざわざわ…囁やく声

療養中… みんなは元気に美しいお花を咲かせているのに 毎年必ずこんな子がいます あまりにモリモリと緻密になって 茎は絡まり、 葉は黄色く萎れ、 全体がだらりと広がってしまいました 思い切って傷んだものを取り除き 新聞紙に包んで霧吹きしながら数日… ようやくこんな状態です 室温や水に気遣いながら がんばって！の日々… 小さな花芽からは立ち上がりたい！という 意志が伝わってきます なにかアドバイスいただけましたら よろしくお願い致します🙏

冬に咲く白い花… 何度かご紹介させて頂いた 真綿色の 白鳥を想わせるシクラメン 長い首に咲く白い花の縁には 軽やかなリズムのように細かく上品なヒダ そして窓辺で静かに佇んでいます 外ではくるくると落ち葉が舞う木枯しが… でも何にも動じずに染まらずに この咲きっぷりは見事です 我が家での冬は4年目になりました

来週25日の⛩初天神まで 梅の花はお預けのつもりでしたが もう待ち切れない… 今朝の我が家の梅です 綻びはじめている花… はちきれそうな可愛い蕾… 小さくとも春へ向かう 固い意志を秘めているかのようなすがたです 今日は大学入学共通テスト… 受験生の皆さん どうぞ頑張ってくださいね ⛩菅原道真さんと梅の花たちからのエールです！

年末からずっと咲いている プリムラ・ジュリアン 次々に新しい花をつけています 寒いのは当たり前でしょ…と平然としながら 冬枯れの一角がこの花だけで明るく彩っています 　　近隣の幼稚園や介護施設でも集団感染… 　　朝からそんな連絡ばかりで 　　コロナの足音が耳もとできこえます 厳しい季節、寒さのなかでこそ 生き生きと咲くこの花のシンプルなパワー ありがとう… 今日も頑張ります

晴れのちみぞれ…そして夕方は青い空 昨日のお天気は忙しそうでしたね 新旧の竹が西からの冬日を受けて、、、 灰色を帯びている旧い竹たちは黄金色に染まり 昨春に生まれたばかりの竹たちは緑のまま… そんな不思議で美しい光景になりました 旧きも新しきも入り交じりながら共に暮らす 新年を迎えた我が家の竹やぶです

寒い朝でも お姉さんのように、と 乙女椿の妹たちは 出番待ち… こんな凍てつくなかでも 硬い蕾は少しずつほぐれて… 乙女椿たちの見事なクレッシェンドが続きます 今朝は覚悟の雪⁉︎との予報でしたが えっ、、思いがけず日が差してきています 　　この日差しを掬って 　　　　この花にかけてあげたい

どんど焼き（団子焼・左義長）で これから近くの神社へ… 御飾りや書初めなどを お焚き上げした火で お団子を焼きます このお団子をいただくと 一年中、風邪もひかず元気で過ごせるとのこと 　　　因みにこの二十年ほど 　　　寝込むような風邪もひいていない私です お庭のスイセンは花ざかり… 甘い春の香りがします （ゆがんだお団子…笑ってね😅）

寒さのなかを 軒下で忍ぶように暮らす かわいいジュエルさんたち もうあなたたちを 夏のお花とは呼べなくて… ジュエルさんは 強くなろう！と訴えてくる

春を迎える お玄関に… 春を呼ぶ花籠の絵を置きました 母の還暦のお祝いのものです そして お庭の緑の代表に集まってもらいました 千両・南天・青木・月桂樹・オンコ… 一枚ずつ葉っぱの埃を拭きとりながら 多くの緑たちに今年もありがとう…と そしてGSの皆さまとの繋がりに 心からの感謝です 　　　　どうか新しい 　　　　　佳きお年がまいりますように🙏 「時ものを解決するや春を待つ…虚子」 　　来年もどうぞよろしくお願い致します

南に面した温かな一画にあるのは 祖父の遺した棕櫚竹です 母方の祖父は私が生まれる前に亡くなってしまったので 私は祖父を知りません でも母はこの棕櫚竹を傍におき 長いことそれはそれは大事にしていて… そして私にこの鉢を託して3年前に逝きました 冷たい風に当ててしまい傷めたり、 一時はすべて枯れてしまいそうにもなりましたが… いま、新しい子ども達が芽を出して　 次の世代が育っています 祖父は長く教師をしており 奥の戸棚はその校長室にあった昔の本棚… いまは棕櫚竹の鉢とともに この一画におさまり、家族で愛用しています 会ったことはないけれど 祖父は…私の自慢です