何が哀しいと聞かれたって、 何も哀しんでなどいないさ 丁度太陽が去っただけだろう (東京事変「落日」より) 落日というものは、 なぜだかどうして人をおセンチにさせる。 さっきまで海鮮丼を大盛でガツガツかっ食らい、 売店で土産物マジックにかかってアレもコレも買いたいと抜かしていた呑気な人間までも。 太陽が去ることは当たり前だが、 太陽が大きすぎるのだ。 あなたの太陽は、何ですか。 今秋のススキとして一番美しく撮れたので、御査収くださいませ。

グレコマVSパンダスミレ。 寄せ植えに入れておいたら、両者ともランナーを伸ばして自力で土を探し当て、気づけば陣取り合戦の様相を呈している。 ついに両者は激突、 境目はもうめちゃくちゃ。互いの陣地から相手の葉が覗く始末。 「ヤ～ヤ～！我こそはシソ科の剛健！薄緑に白の斑が我が紋ぞ！垣をも貫く薬草のグレコマなり！」 「やぁやぁやぁ！我こそはスミレ科の屈強！荒れ地を物ともせぬパンダスミレなり！白地に今紫の花を我が紋とす！」 「敵将を討った者に肥やしを与える！」 「エイ、エイ、オォォォ！」 ぼぇお～ぼぇぉぇぉ～(ホラ貝) これはこれで花いくさというものか。 あまりに激化するようだったら植え替えて、この戦は自分が預かろう。 秋が深まる一方、 鉢狭間の戦い・下草の変はまだまだ終わりそうにない。

植えつけておおよそ10日。 元肥を忘れたお詫びに遅ればせながら肥料をぱらりとしておいたら花数が急に増えた。 正直なやつ。現金なやつ。 わかりやすいやつ。 目の前のニンジンで走り続けるやつ。自分にそっくりだ。 好きだぜ。 ブロッチの具合が買った時と少し違う。 土壌の成分で左右されるようだ。 多用に気をつけよう。 (真面目か)