The hermit 嘘みたいな実話。 中学時代、ある日より自分の上履きや靴に画鋲や剃刀の刃と共に紙切れが入れられるようになった(普通にイジメじゃねーか)差し出し人はThe hermitと書かれていた。それが約1年程続いた。 当時くそ天然だった私も思春期でさすがに大分病んだ。犯人は明確に分かっていた。付き合いの深かった親友(と勝手に思い込んでた)だ。しかしそいつは家族関係で苦労している、と散々主張していてリスカもどきの奇行もあったので同情し耐えた。 受験前にもなり耐えられなくなった私は意を決して怒らないから白状してくれ、と訴えた。 結果、フルでシカトされた。それはもう初めから何も無かったかのように。後に彼女と成人式で再会すると、汚い金髪でハタチにしてほぼ廃人と化していた。 社会に出てまともな男性と付き合いが出来、この経験を話すと「顔見りゃ一発でヤバいの分かるだろ」と一蹴された。 確かにそうだ、と思ったが当時は分からなかった。それは自分の母も似た人種であったからだと思う、母を信じたい気持ちがまだ残っていた。 未知との遭遇、次元を超えた古層の存在を初めて認識した記憶、と同時にしばらく休んでたブロッコリーがまた動き出したから早いけど定植しよ。