ノアズキ(野小豆) マメ科ノアズキ属のつる性多年草 別名　ヒメクズ(姫葛) 分布　本州～九州 林縁の草に、モジャモジャと絡まっていて、 遠くからも、たくさんの黄色い花がついているのが見えました。 たいていの花は、左右対称の形をしていますが、 何と表現したらいいのか… 奇妙な形をしています。 花後の姿も小さく写っていますが、 まだ、サヤエンドウに似た実は、見られませんでした。 また、見たいので、刈られないことを願っています。

ノアズキ(野小豆) マメ科ノアズキ属のつる性多年草 別名　ヒメクズ(姫葛) 残念ながら、ノアズキの花は見つかりませんでしたが、 エンドウ豆のような形の実を見ることができました(*･∀･) 別名は、ヒメクズだそうですが、 葉は、３出複葉で、小葉は、菱形🔷 葉の形が、クズの葉に、よく似ています。 クズの葉は、日射が強い時には、葉裏を見せて、光線を反射させる傾向があるそうですが、 ノアズキも同様の性質を見せるそうです。

野小豆(ノアズキ) マメ科ノアズキ属のつる性多年草。山野の日当たりのよいところに生える。全体に軟毛があり、葉の裏面と萼には赤褐色の腺点がある。茎は細い針金状で、蔓になって周りの物に絡み付く。葉は３小葉からなる。花期は８～１０月。花は黄色で長さ１.５～１.８㎝。変わった形の蝶形花で、旗弁(きべん💬蝶形花で花の上部にある花弁)は右側が大きく、竜骨弁(りゅうこつべん💬翼弁の下部前方にある花弁)はクルリと曲がって上向きになる。豆果は長さ約５㎝の広線形で短毛が密生し、中に６～７個の種子が入る。 よく似た藪蔓小豆(ヤブツルアズキ)は花がそっくりなので果実の形で見分ける。藪蔓小豆の果実は小豆の原種で、果実は小豆をそのまま小さくした形。本種の果実はキヌサヤのような扁平な豆果。 葉が小豆の葉に似ていて野に生えるのでこの名がある。また、３小葉の形が葛(クズ)の葉に似ていて小型なので姫葛(ヒメクズ)の別名もある。 出典『野に咲く花』『秋の野草』