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モウセンゴケ科の一覧

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ぷっしぃ
あー、あっつ。夜なのに何これ暑すぎでしょ。 もうホント、暑すぎて頭おかしくなりそうですね。 も〜、バカじゃないの??いや、バカだろ絶対。地球バカだろ。 こんなに地球がバカだとこっちまでバカになりそうですよ。 どうすんの?もし暑さで頭おかしくなって、ウンコとかチン○ンとか訳分かんない下ネタ口走り出しちゃったら。どう責任取ってくれんのよ?ねぇ。 あーもうダメだ言いそう!下ネタ言いそう! 暑さのせいで下ネタ言いそう! うぅーーーーー‥‥‥よし!耐えた!あぶないあぶない! 言いそうだったけど、何とか耐えた! あぶなくキャラが崩壊するところでしたよもぅ。いやー、ギリギリでしたね。 どのくらいギリギリだったかって言うと、チン○ンに蚊が止まって叩こうかどうしようか迷ってる時に間一髪のところでトンボが飛んで来て蚊を食べてくれたときくらい、ですかね? で、ホッと一安心してるところに今度はカマキリが来てトンボと一緒にチン○ンを食べられそうになって、恐怖のあまりオシッコ漏らしたらそれに反応して間一髪のところでカマキリからハリガネムシが出てきたときくらいギリギリでした。 うーん、ちょっと何言ってんのか分かんなくなってきましたね。 やっぱちょっと頭おかしくなってるっぽいです。 このクソ暑さの中、国産食虫植物のムジナモが絶好調です。 世界的にも自生の少ない水草タイプの食虫植物。 根のない浮遊性の水草で、こう見えてもモウセンゴケ科だったりします。 狩りのスタイルはハエトリソウと同じワナ式で、二枚貝のような小さな葉でミジンコとかボウフラとか水中のプランクトン的なやつを捕らえては食べ、捕らえては食べって感じですね。 この種が日本で最初に発見されたのは1890年のことで、東京の江戸川流域にて当時まだ若かりし牧野富太郎氏によって発見されたという逸話があります。 世界的にも珍しい食虫植物が日本で発見されたことはその界隈で大きなニュースになり、この大発見により牧野富太郎氏は更にヤル気を出して植物の研究に一層のめり込むようになったとかなんなかったとか。 そんなこんなで日本でのムジナモ発見という功績もあり牧野氏のモチベは更に上がりまくり、後に日本で最初の本格的な植物誌である「牧野日本植物図鑑」を完成させるに至ったというわけです。 なので牧野富太郎ファンの間では非常に人気の高い植物で、食虫植物ファン、牧野富太郎ファンの双方から絶大な支持を集める安心と信頼のムジナモというわけですね。 まぁムジナモを見付けようが見付けまいが結果は同じだったかもしれませんが、とにかく牧野氏の研究人生の中でもこの植物との出会いが一つのターニングポイントになったのは間違い無いと思います。 ちょっと何言ってるか分かんなくなって来ちゃったけど、要するにムジナモという植物が日本の植物学にめっちゃ貢献した植物だってことを言いたかったんですよね。 牧野富太郎氏を語る上でスエコザサ、ヤマトグサ、ムジナモは絶対に外せないと思います。 世の中の〜あらん限りやスエコザサ〜、つってね。えぇ ちなみに若い頃の牧野富太郎氏は氷川きよしみたいな感じの優男風イケメンでした。 そんな偉業に関わったムジナモですが自然界ではほとんど絶滅状態で、国内に現存する自生地はたったの一箇所だけという目も当てられないような有様になってしまいました。 かつては全国に数カ所の自生地があったそうですが水質汚染や埋め立てにより各地で姿を消し、現在自生が確認されているのは天然記念物として保護されている埼玉県羽生市の宝蔵寺沼のみという状況になっております。 まさに恩を仇で返すとはこのことですね。 日本の植物学を陰で支えた功労者に対して、あまりに恩知らずな仕打ちだと思います。 しかも宝蔵寺沼の自生地でも水質汚染により野生のムジナモが一度絶滅しており、今ある自生状態というのも人工繁殖させた株を沼に放流して維持している擬似的なものですからね。 まぁトキみたいなもんですよ。 なので本当の意味での自生地というのは既に日本から失われていて、いわゆる野生絶滅の状態だと言っても過言では無いと思います。 野生個体は絶滅してしまったものの種としての絶滅をギリギリのところで免れたのは一部のモノ好きな愛好家が根気強く系統維持していたお陰であり、そのような人々が居なかったら日本のムジナモは完全に絶滅してしまっていたわけですからね。 このような希少植物はいつその自生地が失われてしまうか分からないので、自生地の保護と共に原種の系統維持というものが如何に大切なのかを思い知らされる一件だと思います。 まぁそんな感じなので栽培もちょっとメンドクサイ感じで、とにかく適切な水質を維持するのに苦労させられますね。 ムジナモが生育できるのは貧栄養な酸性の水質に限られるため、少しでも水が汚れたりアルカリ性に傾いたりすると瞬く間に枯れてしまうんです。 特にアオミドロの発生に弱いので、如何にアオミドロを発生させないかということになるとやはり貧栄養な酸性の水質ということになるんでしょうね。 水量が多いほど水質は安定するので、我が家ではデカめのタライにカキツバタとかガマとか十和田アシとかの抽水植物を植えて水を浄化してもらっております。 特にカキツバタは水中の栄養分(汚れ)をガンガン吸収してくれますからね、ムジナモのお供には非常にオススメしたい植物です。 水質の浄化という意味合いに於いてはスイレンやホテイアオイとかでも良いのですがムジナモは日照も非常に好むため、そのような水面に葉を浮かべる系の植物との相性はあまり良くないようですね。 なのでウキクサとかが繁殖して水中に陽が当たらなくなるのもアウトです。 水質の浄化能力が高く尚且つ水面に影を作りにくい植物ということで、今のところ僕の中ではカキツバタ最強って感じですかね。 でもって水質を酸性に保つためにピートモスをブチ込んだりしておりまして、水の色が常に薄い麦茶みたいな色になるように心掛けております。 アクアリウムで言うところのブラックウォーターというやつですね。 ちなみに光量さえ確保できるのであれば水槽内での栽培も可能ですが、やはり野外栽培品に比べると徒長して貧弱な株に育つ傾向があるようです。 水質と日照さえクリアすれば物凄いスピードで成長し、1シーズンに100倍近い増殖率で増えますからね。 好条件下で一年も栽培すれば確実に数十本にはなると思います。 虫を食べる様子が分かりにくいので食虫植物としてはちょっとアレだけど、とにかく見る度に株が増えてるから育てるのが楽しい植物ですね。 水草好き、食虫植物好き、牧野富太郎好きの方には是非とも育てて欲しいと思う逸品です。
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ぷっしぃ
最近暖かくなり活発に動き出した食虫植物のドロセラ・シザンドラ。 オーストラリア・クイーズランド州のバートルなんちゃら山に固有するクソデカモウセンゴケ。 ドロセラ属最大との呼び声も高い巨大種で、成長するとロゼット径30cmにもなるクソデカモウセンゴケですね。 世界最大と言われるドロセラは実は幾つか存在しており、シザンドラの他にも葉長70cmにも達するドロセラ・レギア、草丈1mを超える塊茎性のドロセラ・ギガンテアなどが知られています。 レギアもギガンテアもクソデカイけどシザンドラは葉の面積が大きいため非常にボリューム感があり、捕虫部の大きさで言えばダントツデカイかもしれませんね。 見た目的にはドロセラと言うよりもキャベツに近いかもしれません。 しかし図体はクソデカイくせに捕虫能力はあまり高くなく、主な獲物は小さなハエやトビムシなどと食性はむしろムシトリスミレに近い感じですかね。 粘液の粘着力も微妙だし葉身の動きもないし、ただただボーッと虫を粘り着けるだけの怠惰なドロセラです。 ちなみにアデラエやプロリフェラに近縁で、他のドロセラ類とは異なり薄暗いジャングルの林床に生える数少ない陰地性の種ですね。 故に薄暗い環境と高い空中湿度を好み、通常のドロセラ類の管理ではまず育たない変な奴です。 我が家ではジップロックに入れて密閉栽培しており、直射日光の当たらない北側の曇りガラスのとこに置いて管理してますね。 蛍光灯の光でも育つくらいなので敢えて自然光に拘る必要もないのですが、何だかんだで自然と今の位置に落ち着いております。 密閉栽培ということで虫を獲れずどうしても栄養が不足しがちなので、成長期には定期的に液肥を葉面散布して栄養を補給してる感じですね。 何もしないと株がどんどん小さくなって行くので、液肥の葉面散布はかなり効果があるものと思っております。
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