ワタシはヒポポトモンストロセスキッペダリオフォビアなのデス。 と、そのアメリカ人は言った。 ヒポポトモンストロセスキッペダリオフォビア(hippopotomonstrosesquippedaliophobia) 日本では、長い単語恐怖症という。 そうですか。私は片栗粉恐怖症なのです。 と私は答える。 片栗粉をつかんだ時のキュッ!という音と、あの感触が無理なのです。 ちなみに、日本の単語で一番長いものはリュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ（竜宮の乙姫の元結の切り外し）という単語で30文字あります。 と続けた。 アメリカ人は、両手を両耳にあてがい、オーマイガー!! ナガイ!! と恐れおののいた。 しかし、私は思っていた。 「ワタシは、ヒポポトモンストロセスキッペダリオフォビアなのデス…」と言えること自体、もうすでに長い単語恐怖症は克服できているのではないか…。 本当にはなかった本当の話 〜ギョリュウロゼアが紅葉してます♡〜

note ノート のーと ノートに録ると安心した。 私と同じく新入社員の年上のおじさまが “備忘録” と書かれたノートを持っていた。 ノートには教えられた事がぎっしり詰まっていた。 私のノートには、✳︎重要ポイントとして所々に★がついていた。 ★の数で重要度が変わる。 そして、所々に、だるい、とか涙マークなどが書かれていた。 その箇所の仕事内容に対する私の感情みたいなものだ。 ある日、同期のおじさんのノートの隅に、(わさびを買って帰ること！)と感嘆符付きで書かれているのを見た。 奥さんから頼まれたのかな… 今晩は、刺身なのかな… 仕事ノートって、読み物としては全然楽しくないけれど、おじさんの備忘録は、ちょっと覗いてみたいと思った。 〜A few years ago〜 家長に折られた御柳ロゼア

一枝ごとに咲いていくので 真っ直ぐ上に伸びている枝の花は 終わってしまいました 〜御柳ロゼア〜