木沢　大釜の滝周辺 イワギボウシの変種。山中の湿った岩場，樹上に生育する多年草。草丈約 30 cm。葉は厚く，卵形で，暗緑色，葉身は長さ10 - 20 cm，裏面の脈は平滑，葉柄は長く柄に暗紫色の斑点が入る。苞は薄くて幅が狭く，花茎の伸びる初期に早くしおれる。花は淡青紫色，花被の内側の脈は淡紫色。 花期：８ - ９月 分布：四国（西部）・九州 若葉や花を採取して、熱湯で茹で、おひたし、あえもの、揚げ物などや、茹でたものを干して食用として保存食にされたそうです。 薬効成分として、サポニンのチゴゲニン、ヘゴゲニン、ネオジトゲニン、ナノゲニンなどを含みます。 腫れ物には乾燥した全草を約10ｇを水0.4Ｌで煎じて患部を洗うか、生の葉を、すり潰して患部に塗ります。 利尿には、乾燥した花約10ｇを水0.4Ｌで煎じて、1日3回に分けて服用します。

サイゴクイワギボウシ 包は薄い膜質で開花時には枯れる