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アジサイの毒性 和堂の一覧

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Kazyan
アジサイ:紫陽花/八仙花:Hydrangea @画像のアジサイの品種は「ガクアジサイ:額紫陽花」デス。 我が万葉の藪庭に咲くアジサイの花たちデス。 【献呈歌】 『梅雨の間の 輝く陽にも 艶やかに 青あじさいの いざなう色香』 @"During the rainy season, the flowers of the blue-purple hydrangeas are illuminated by the sunlight of the morning and it is dazzling. I seem invited to its fascinating color and scent." ;梅雨の間に、青あじさいの花が朝の陽の光に照らされて眩しい、その艶やかな色香にいざなわれそうである。 『露浴びて 楽しむ朝陽 艶やかに   むらさきの花 色香の魅力』 @"So sweet hydrangea enjoyed bathing in the morning dew; And so sweet glow of the sky at sunrise. So brightly colored reddy violet flower. Also more fascinatingly elegant." 【献呈句】 『夏の陽に *あえかに萎れ あじさい花』 "Hydrangea flowers blooming beautifully in weak sunlight in summer." @「夏の強い陽射しに美しく か弱げに咲くあじさいの花」 *あえか: 美しくか弱いげなさま/儚げなさま (詠人:藪中和堂/@訳:Kazyan) 早くも、入梅の季節6月になりました。 日本全国にわたり、梅雨の季節で、ジメジメして過ごしにくくもありますが、雨に濡れた美しい彩りのアジサイを見て、6月なのだと季節を感じたりして、俳句や和歌を詠んでみましたが……後ほど驚くこともありますょ⁈ ☆和歌:万葉集には二首みられる。 「言問はぬ木すら味狭藍諸弟(もろと)らが練の村戸(むらと)にあざむかえけり」 (大伴家持 巻4 773) 「紫陽花の八重咲く如やつ代にをいませわが背子見つつ思はむ(しのはむ)」 (橘諸兄 巻20 4448) 平安後期になるとしばしば詠まれるようになっている。 「あぢさゐの花のよひらにもる月を影もさながら折る身ともがな」 (源俊頼『散木奇歌集』) 「あぢさゐの下葉にすだく蛍をば四ひらの数の添ふかとぞ見る」 (藤原定家) 現代では多くの作品が詠まれており、例をあげることは必ずしも容易ではない。 『夏もなほ心はつきぬあぢさゐのよひらの露に月もすみけり 』 (藤原定家の父藤原俊成『千五百番歌合』) この和歌にも、俊成らしい幽玄の美が感じられて、なかなかしみじみとさせられてしまいます。 和歌に詠まれるほど、日本の梅雨に彩りを与える風物詩として、アジサイは昔から親しまれてきました。 カタツムリがアジサイを食べる姿もよく描かれており、また実際に目にすることも少なくないでしょう。 おりしも、サイエンスの世界だけではなくアジサイの成分に注目が集まっている様子です。 梅雨の季節を彩るとても可憐な美しい身近な植物ですが、アジサイには人間に対して毒があります‼️ 実は、アジサイには毒がある‼️ ☆アジサイの毒は青酸カリと同じ‼️ アジサイ(Hydrangea sp.)には毒があるため、わたしたちは食べることができません。例えば、国内で2008年6月に、飾りとして料理に添えられていたアジサイの葉を口にしたことで2件の食中毒が発生し、厚生労働省は注意を喚起しいくつか文書を出しています。 間違ってもアジサイは食べないように‼️ アジサイで起こるこのような食中毒は、何か有毒成分が含まれているためだと考えられています。 一説には、青酸配糖体によるものだと考えられていました。 決め手になる動物実験がなく、またアジサイに含まれる量がいくぶん少ないため、本当かどうか疑わしいところですけれども、青酸配糖体が含まれていることは確かです。 実際に、ハイドラシアノシドと呼ばれるいくつかの青酸配糖体が、アジサイから単離されています。 グルコースの部分が他の糖になった配糖体も報告されています。 梅のまだ緑色をした若い実に含まれるアミグダリンと同じく、アジサイに含まれるハイドラシアノシドは青酸配糖体の仲間なのです。 ハイドラシアノシドのような青酸配糖体は、グリコシド結合が加水分解されたときに、シアン化水素HCNが発生します。 たいていこの分解反応は、胃酸が仲介して起こります。 シアン化水素HCNが水に溶けて青酸となり、水中で電離したものがシアン化物イオンCN-です。 推理小説で大人気な青酸カリKCNが、水に溶けてカリウムイオンK+とシアン化物イオンCN-になるように、青酸配糖体からできたシアン化物イオンCN-も猛毒です。 このシアン化物イオンCN-が、ヘモグロビンや、ミトコンドリアで好気呼吸を行う酵素など、主に金属元素の鉄を含むタンパク質と強く結合して、機能を阻害し、毒性を発揮します。 ハイドラシアノシドが毒である理由は、アミグダリンや青酸カリと同じなのです。 このような経緯から「アジサイの毒はこの青酸配糖体だ!」と考えられていました。 現段階で手に入る情報だけから推測せざるを得ないならば、この仮説はだいたい合っているように思えます。 ☆よみがえるアジサイの魅力 青酸配糖体は確かに毒ですが、これがアジサイ中毒の主たる原因成分だとは言い切れません。 アジサイに含まれる有毒の成分は、青酸配糖体だけというわけではないという理由がひとつです。 アジサイにはいくつか生物活性成分が他にも含まれ、わずかながらも細胞の代謝に影響を与える作用が報告されています。 構造式を見ると、植物の代謝産物では定番のフラボノイドに似たかたちをしている成分も単離されており、これらはシトクロムP450のどれかに効いているのではないかと推測されます。 もちろん、ここにあげたものだけではなく、何か重要な未知の化合物が別に含まれている可能性もあります。 まだまだ特徴づけが不十分なアジサイ成分 中毒の原因成分が何であれ、食べなければいいわけで、それほど追及されていません。 日常で起きたささいな出来事の犯人探しや、政治の場での責任者追及が、不毛に見えることと、事情はちょっぴり似ています。 つまり、分野の基礎をかため広げる、応用して役に立つといった目的意識なくして、科学的事実の証明は進まない、ということだと思います。 こんな状況ではある一方で、原因追求とはまったく離れたところで、アジサイ由来成分の研究は最近また注目を集めています。 漢方薬として使われていたアジサイのなかまから、フェブリフジンが単離。 吐き気を引き起こす嘔吐の副作用を克服した誘導体としてハロフジノンがマラリア治療薬として認可されている。 近年、自己免疫疾患などさらに他の治療薬としても効く可能性が示唆され、生体内の標的タンパク質も判明して、研究が進展中、といったところです。 新薬開発に役立ちそうな雰囲気がたちこめています。 天然化合物フェブリフジンと人工化合物ハロフジノンが注目を集めて研究がなされています。 *アジサイの毒には、取り扱い要注意デス‼️ @アジサイについての基本情報などは、前回投稿して記載したものを、どうぞご参照くださいマセ)^o^( by Kazyan’s Green Box Artistic flowers:Hydrangea;紫陽花 2020/6/03//past am 07:00' shooting 2020/6/04//past am 04:30' upload
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