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ボスウェリア ナナの一覧

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nico
やっぱり赤い新葉出るnanaは好き😊 【 Boswellia nana 】  ソコトラ島の小型灌木コーデックス、        ボスウェリア・ナナです。 アラビア半島の国-イエメンが誇る神秘の島、ソコトラ島が原産。 島の北東部のハマデロ山(Hamaderoh)とマジハ(Majhah)の間の、半径20km未満の非常に狭い範囲にのみ自生が確認されています。 標高600mまでの石灰岩の丘陵の急斜面や、疎林地帯の岩場に自生しています。 種小名の'nana”は、ラテン語で“小さな、小型の”という意味があり、「nanus”(小さい)に由来しています。 種小名どおり非常に小さなカンラン科の灌木状の植物で、自生地の大きな株でも高さ60-80cm ほどにしか成長せず、コンパクトな樹形が魅力で、主幹の途中から枝を伸ばしながら成長します。 自生地では断崖絶壁等に生えているため、横に広がるように水平に成長したり、下に垂れ下がりながら成長することもあります。 ですが栽培環境下ではあまり横には広がるようには成長せず、縦に成長する値向があります。 株元に近い幹の軸部分は僅かに膨らみますが、これは貯水目的以外に床壁の割れ目などに幹を押し込んで株本体を固定するためと考えられています。 幹や枝の表皮は自色から灰褐色をしており、ザラっとした質感をしています。 幹や細い枝からは光沢がある一対の羽状複葉を展開します。 葉はフチが縮れたように波打った美しい造形をしています。 なおボスウェリア・ナナの葉は展開し始めたころは濃いエンジ色からオレンジ色をしていますが、時間を経ると濃い緑色に変化するといった ユニークな特徴があります。 鈍い光沢を放つ葉は触れると爽やかな芳香を放ち、小さくてもカンラン科の植物であることを実感します。 成熟した株にならないと開花はしませんが、ピンク色をした円錐花序の花を咲かせるようです。 厳しい環境に自生する小型種、およびカンラン 科コーデックスに共通した特徴どおり、本種も成長は極めて遅く、側枝すらもなかなか出してくれません。 なおボスウェリア・ナナは独立した種ではなく、「Boswellia socotrana(ボスウェリア・ソコトラナ) とその他のボスウェリア(種は不明)の自然交雑種とも考えられています。 これはボスウェリア・ナナの葉が非常にシンプルな単葉なものであったり、料状複葉と単葉の中間的な形状であったりと一貫性に欠けるうえ、生息域も非常に局所的である点からそのように考えられているようです。 植物学者の方たちのフィールドワークとDNA判定の結果を待ちたいところですが、イエメンの環境保護当局による極めて厳しい規制により現地調査もままならず、なかなか真相が分からないようです。
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