♪からたちの花が咲いたよ〜 　　　　　　白い白い花だよ〜♪ 先日の黄色の葉芽(4/1投稿)とは別な場所です。 山際の恐らく自生の枳殻 花が咲けば鋭い棘も少し見えなくなりました 北原白秋の作詞、山田耕筰作曲のこの歌をここに来れば歌いたくなります。(念の為、ここまで来る人はほぼ誰もいません) 耕筰は幼い頃養子に出され、勤労しながら夜学に学び、辛いことがあるとからたちの垣根に来て泣いた、その思い出を白秋が歌詞にしたそうです。 美しい白い花と 鋭どすぎるほどの棘 からたちのそばで泣いたよ みんなみんなやさしかったよ と歌詞は続きます

「金魚」 -北原白秋- 母さん、母さん、どこへ行た。 紅い金魚と遊びませう。 母さん、帰らぬ、さびしいな。 金魚を一匹突き殺す。 まだまだ、帰らぬ、くやしいな。 金魚を二匹絞め殺す。 なぜなぜ、帰らぬ、ひもじいな。 金魚を三匹捻ぢ殺す。 涙がこぼれる、日は暮れる。 紅い金魚も死ぬ死ぬ。 母さん怖いよ、眼が光る。 ピカピカ、金魚の眼が光る。 夢に出てくるような恐ろしい詩ですね。 北原白秋は、この詩について以下のように弁明しています。 【私は児童の残虐性そのものを肯定するものではない。然し児童の残虐性そのものはあり得る事である。私の『金魚』に於いても、児童が金魚を殺したのは母に対する愛情の具現であった。

母親への思慕の念が強く、帰らぬ母を待ち続ける寂しさや心細さが増す余り、無力な金魚を次々に、罪悪感も無しに殺してしまった。

この衝動は悪でも醜でもない。】 子供ってストレートに残酷なのかも‥ ばばあ、とか、お胸ペタンコ、とか平気で言うもの😂

《 秋の響き 》 からたちの花が咲いたよ。 白い白い花が咲いたよ。 からたちのとげはいたいよ。 青い青い針のとげだよ。 からたちは畑の垣根よ。 いつもいつもとほる道だよ。 からたちの秋はみのるよ。 まろいまろい金のたまだよ。 からたちのそばで泣いたよ。 みんなみんなやさしかったよ。 からたちの花が咲いたよ。 白い白い花が咲いたよ。 (北原白秋) 北原白秋作詞 山田耕筰作曲 耕筰は、幼い頃に養子に出され、活版工場で勤労しながら夜学で学びました。耕筰は、自伝で「工場でつらい目に遭うと、からたちの垣根まで逃げ出して泣いた」と述懐しています。この歌は耕筰のこの思い出を白秋が詞にしたそうです。 (wikipedia) 鮫島有美子の歌で、お楽しみください https://youtu.be/Rpzv2PzQ8DY

向日葵　ひまわり・では晩夏 向日葵は太陽の花。太陽に向かって花の向きを変えると考えて、この名がついた。夏の象徴の花である。 向日葵の　ゆさりともせぬ　重たさよ 北原白秋さん もくもくと　湧く雲厚し　日輪草 阿部みどり女さん 向日葵や　炎夏死おもふ　いさぎよし 飯田蛇笏(いいだ だこつ)さん 向日葵の尾に触れ某氏流行す 流れひさしさん

梅雨も明けて本格的な夏に入る頃、太陽の方を向いて高く・高く伸びる向日葵（ひまわり）が咲きます。 向日葵に　雨雲それて　しまひけり 阿部みどり女さん 向日葵の　眼は洞然と　西方に 川端茅舎さん 青空に　飽きて向日葵　垂れにけり 篠原鳳さん 向日葵の　ゆさりともせぬ　重たさよ 北原白秋さん 向日葵は太古の海を吃（ども）るなり 流ひさしさん

1月27日は雨情忌 詩人・野口雨情の1945年の忌日。1982年茨城県生まれ 早稲田大学中退　19歳から詩を作り始めました。 北原白秋、西條八十とともに、童謡界の三大詩人と謳われております。 代表作は『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』『青い眼の人形』『シャボン玉』『証城寺の狸囃子』など多数あります。 「シャボン玉」（唱歌） 作詞　野口雨情さん　作曲　中山晋平さん シャボン玉　飛んだ　 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで　 こはれて消えた シャボン玉消えた　 飛ばずに消えた 生まれてすぐに　 こはれて消えた 風々吹くな　 シャボン玉飛ばそ （歌詞2番は省略させていただきます） ・・雨情は明治41年３月に先妻（高塩ひろ）との間に長女をもうけましたが長女はわずか７日で亡くなってしまいます。 一説によるとこの詞は悲しい出来事を書いたと言われております。確かにその視線で「シャボン玉」を詠めば、雨情の一連の作品群を流れる「失われゆくもの」「失われてしまったもの」に対する情感が、特にこの作品にも色濃く反映されていることがわかりますね。 　

赤い実の赤ちゃん なんの実かは知りません 「赤い鳥小鳥」作詞　北原白秋さん 赤い鳥　小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた 白い鳥　小鳥 なぜなぜ白い 白い実を食べた 青い鳥　小鳥 なぜなぜ青い 青い実を食べた

カラタチの花が咲きそうです。🎶 みかん科 カラタチ属