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スミレ(菫)の一覧

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カタバミ
4月は卯月、卯の花の月。穏やかな陽気にも誘われ、草花たちが沢山に咲きだし、虫たちも土中から顔を出し活躍し始める時季。 私の散歩道の道際等の草花たちも、その硬い殻を脱ぎ去って、自己表現を大きくし始めている--- 3月からの、草花達の満面の姿、姿---その13。    /しゃがんで観るは、          小さな花その先にも一輪紫の花/  そのプロムナード風の路を通って自宅へと足が向く。 植込みが続く中、ある場所で足が止まる。そこには連なる植栽と通路の間の僅かのスペースにあって、通路側に身を乗り出すようにしていた一輪の小さな紫の花が目に入る。 そして、また一輪、同色の花が、その斜め左方に少し距離取って、何か親しみげに、私の足元で私を見上げていた。 直ぐに、その草花の一般名は自明とはしたが、そっと、その場にしゃがんで暫くその花を観察してみた。 花弁は、長さ1cm強前後で紫色のすじが入り、葉は長さ3〜5cmの卵形から長卵形。その表面は鮮緑色を多くしていた。 葉の間から、比較的短い長さ10cm足らずの花柄を伸ばし、紫色の花をつけていた。 この草花、それは、私の子供の頃の古郷の家の日陰の庭隅の石垣の前のあの小さな紫の草花と全く同じ光景でもあろうかとも、懐かしく郷愁を持ってさえ想ったのであった。 暫くして、この草花の出自みたいものを少し調べて見た。 それは、下記の出典資料より、この草花植物が全体として、無毛であることにより次のように一応決めてみた。 (蛇足: この草花は、敢えて植栽ものではないだろう思う故、如何にしてそこにその身を置いたのかは、‘アリ(蟻)散布’や‘風散布’にもよるものだろうかとも)          スミレ(菫)         →オカスミレ<丘菫>、だろうか ・オカスミレ<丘菫>(スミレ科スミレ属) 「アカネスミレ」とほぼ全く同じものであるが、植物体が無毛のものを「オカスミレ」として品種分けしている。 特にアカネスミレでは葉だけでなく、花柄や距にも細かい毛があるのに対し、オカスミレははっきり無毛ということである。 (出典・参考: 山川草木図鑑 他) ・アカネスミレ<茜菫>(スミレ科スミレ属)  多年草。植物体全体に密毛がある。 <特徴> 無茎の種。地下茎は短い。高さは5-10cmになる。葉は根生し、長さ3-10cmになる葉柄があって束生し、葉柄に短い開出毛が生えるかときに無毛、上部には翼がある。 葉身は平開し、長さ2-5cm、幅2-3cm、卵形から長卵形で、先端は鋭頭から鈍頭、基部は浅い心形、縁には鈍鋸歯がある。 表面は鮮緑色または白味をおびた淡緑色、裏面は紫色をおびることがあり、表面と裏面葉脈上に毛が生える。花後、果期の葉は大型になり、長さ8cmに達する。 花期は4-5月。葉の間から長さ5-10cmになる花柄を伸ばし、横向きに花をつける。花の位置は葉より低いこともあれば、高いこともある。 花柄には毛が生えるか、または無毛。花の径は約1.5cm、ふつう濃紅紫色※から紅紫色※をしている。 ※その花の色について: (花)名は、花の色がアカネから採った染料の色(茜色)に似ているのでついたが、実際の茜色は暗赤色なのでそれよりは青みが強い。(出典: 素人植物図鑑)> 花弁は長さ10-13mm、紫色のすじが入り、側弁の基部に毛が生える。唇弁の距は長さ7-8mmになる細い円筒形で、細毛が生える。萼片は広披針形で、その後部の付属体には2-3個の鋸歯があり、それらに毛が生える。 雄蕊は5個あり、花柱は太いカマキリの頭形になり、上部が左右に鋭角的に張り出す。果実は蒴果で、一面に細毛が生える。染色体数は2n=24。 <分布と生育環境> 日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、日当たりのよい山地や原野、丘陵地に生育する。 世界では、朝鮮半島、中国大陸(北部・東北部)、極東ロシアに分布する。 <名前の由来> 和名のアカネスミレは「茜菫」の意で、花の色が紅紫色であり、茜色であることからによる。 <下位分類> →コボトケスミレ - 白花品種。 →オカスミレ - 全体に無毛の品種。側弁の基部には毛がある。変種とする見解もある。 →シロバナウスゲオカスミレ - オカスミレの白花品。 →ナガワスミレ →ウスゲオカスミレ <交雑種> →カミヤマスミレ - オカスミレ×ノジスミレ →カクマスミレ - アカネスミレ×ゲンジスミレ →フギレアカネスミレ - エイザンスミレ×アカネスミレ (出典・参考: アカネスミレ Wikipedia 他)  
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カタバミ
4月は卯月、卯の花の月。穏やかな陽気にも誘われ、草花たちが沢山に咲きだし、虫たちも土中から顔を出し活躍し始める時季。 私の散歩道の道際等の草花たちも、その硬い殻を脱ぎ去って、自己表現を大きくし始めている--- 3月からの、草花達の満面の姿、姿---その13。      /しゃがんで観るは、         小さな花その先にも一輪紫の花/  そのプロムナード風の路を通って自宅へと足が向く。 植込みが続く中、ある場所で足が止まる。そこには連なる植栽と通路の間の僅かのスペースにあって、通路側に身を乗り出すようにしていた一輪の小さな紫の花が目に入る。 そして、また一輪、同色の花が、その斜め左方に少し距離取って、何か親しみげに、私の足元で私を見上げていた。 直ぐに、その草花の名の一般名は自明とはしたが、そっと、その場にしゃがんで暫くその花を観察してみた。 花弁は、長さ1cm強前後で紫色のすじが入り、葉は長さ3〜5cmの卵形から長卵形。その表面は鮮緑色を多くしていた。 葉の間から、比較的短い長さ10cm足らずの花柄を伸ばし、紫色の花をつけていた。 この草花、それは、私の子供の頃の古郷の家の日陰の庭隅の石垣の前のあの小さな紫の草花と全く同じ光景でもあろうかとも、懐かしく郷愁を持ってさえ想ったのであった。 暫くして、この草花の出自みたいものを少し調べて見た。 それは、下記の出典資料より、この草花植物が全体として、無毛であることにより次のように一応決めてみた。 (蛇足: この草花は、敢えて植栽ものではないだろう思う故、如何にしてそこにその身を置いたのかは、‘アリ(蟻)散布’や‘風散布’にもよるものだろうかとも)          スミレ(菫)         →オカスミレ<丘菫>、だろうか ・オカスミレ<丘菫>(スミレ科スミレ属) 「アカネスミレ」とほぼ全く同じものであるが、植物体が無毛のものを「オカスミレ」として品種分けしている。 特にアカネスミレでは葉だけでなく、花柄や距にも細かい毛があるのに対し、オカスミレははっきり無毛ということである。 (出典・参考: 山川草木図鑑 他) ・アカネスミレ<茜菫>(スミレ科スミレ属)  多年草。植物体全体に密毛がある。 <特徴> 無茎の種。地下茎は短い。高さは5-10cmになる。葉は根生し、長さ3-10cmになる葉柄があって束生し、葉柄に短い開出毛が生えるかときに無毛、上部には翼がある。 葉身は平開し、長さ2-5cm、幅2-3cm、卵形から長卵形で、先端は鋭頭から鈍頭、基部は浅い心形、縁には鈍鋸歯がある。 表面は鮮緑色または白味をおびた淡緑色、裏面は紫色をおびることがあり、表面と裏面葉脈上に毛が生える。花後、果期の葉は大型になり、長さ8cmに達する。 花期は4-5月。葉の間から長さ5-10cmになる花柄を伸ばし、横向きに花をつける。花の位置は葉より低いこともあれば、高いこともある。 花柄には毛が生えるか、または無毛。花の径は約1.5cm、ふつう濃紅紫色※から紅紫色※をしている。 ※その花の色について: (花)名は、花の色がアカネから採った染料の色(茜色)に似ているのでついたが、実際の茜色は暗赤色なのでそれよりは青みが強い。(出典: 素人植物図鑑)> 花弁は長さ10-13mm、紫色のすじが入り、側弁の基部に毛が生える。唇弁の距は長さ7-8mmになる細い円筒形で、細毛が生える。萼片は広披針形で、その後部の付属体には2-3個の鋸歯があり、それらに毛が生える。 雄蕊は5個あり、花柱は太いカマキリの頭形になり、上部が左右に鋭角的に張り出す。果実は蒴果で、一面に細毛が生える。染色体数は2n=24。 <分布と生育環境> 日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、日当たりのよい山地や原野、丘陵地に生育する。 世界では、朝鮮半島、中国大陸(北部・東北部)、極東ロシアに分布する。 <名前の由来> 和名のアカネスミレは「茜菫」の意で、花の色が紅紫色であり、茜色であることからによる。 <下位分類> →コボトケスミレ - 白花品種。 →オカスミレ - 全体に無毛の品種。側弁の基部には毛がある。変種とする見解もある。 →シロバナウスゲオカスミレ - オカスミレの白花品。 →ナガワスミレ →ウスゲオカスミレ <交雑種> →カミヤマスミレ - オカスミレ×ノジスミレ →カクマスミレ - アカネスミレ×ゲンジスミレ →フギレアカネスミレ - エイザンスミレ×アカネスミレ (出典・参考: アカネスミレ Wikipedia 他)  
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