《 薔薇が生まれた 》 不 思 議 こころが美しくなると そこいらが 明るく かるげになってくる どんな不思議がうまれても おどろかないとおもへてくる はやく 不思議がうまれればいいなあとおもへてくる 八木重吉 この数日で、薔薇の蕾が急に膨らんできました 我が家の白いツツジが終わる頃には、この黄と白の薔薇が、これから庭の主役となります 友人宅のモッコウバラはすでに満開☺️ ツツジ以上に好まれる薔薇は世界中の人々の心を優しく包みこんで、争いのない世界に導いてくれることを願っているように感じさせてくれます☀️💞🙏

-八木重吉- ながいこと病（や）んでいて ふと非常に気持がよいので 人の見てないとこでふざけてみた 〜雲龍柳(ウンリュウヤナギ)〜 曲がりくねった枝ぶりが面白いので 花材として利用される事が多い くるりんとした葉っぱがお気に入りです

『素朴な琴』 このあかるさの　なかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋の美しさに耐えかねて 琴はしづかに　鳴りいだすだろう 　　　　　　　八木重吉　詩集『秋の瞳』より🍂 今日は、詩人八木重吉の命日(茶の花忌)です。29歳の若さで愛する妻と二人の子供を残して亡くなりました。東京町田市に「八木重吉記念館」があるのですね。おそらく日本一、一番小さな記念館とのこと。一度訪れてみたいです♡

北大🚴‍♀️〈モミジ〉 『静かな　焔(ほのお)』　　　　 　　各(ひと)つの木に 　　　　各(ひと)つの影　　 　　　　　　木は　静かな　ほのお 　　　　　 　　　　　　　　八木重吉　詩集『秋の瞳』より🍂　　　

くものある日 くもは　かなしい くものない日 そらは　さびしい 八木重吉　詩集『秋の瞳』より🍂

『或る日の　こころ』 ある日の　こころ　山となり ある日の　こころ　空となり ある日の　こころ　わたしと　なりて　さぶし 八木重吉　詩集『秋の瞳』より🍂

町田市の詩人　故　八木重吉さん （１８９８年〜１９２７年 ２９歳没） 数ある彼の詩の中から花や草がタイトルの詩をひろってみました。 「花になりたい」 エンゼル になりたい 花になりたい 「夜の薔薇」 ああ はるか よるの 薔薇（そうび） 注釈・そうびとはバラ。わざわざ振り仮名をつけてます。 「草をむしる」 草をむしれば あたりが　かるくなってくる わたしが 草をむしっているだけになってくる ○八木 重吉さんは、詩人、英語科教師。生前に刊行した詩集は1冊のみで昭和初期に若くして病没した。 死去から約20年が経過した太平洋戦争後にクリスチャン詩人としての評価が高まった。・・・Wikipediaより ・・・大正詩壇当時は萩原恭次郎秋の瞳に代表されるもっと思想が深く、長い詩が主流であり、八木さんのような〝つぶやき〟そのもののような詩は理解されませんでした。 世間から再評価されたのは、死後２０年経ってからでした。