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ゆうこ
*・゜✨🍃゚・*故郷⭐︎母の花畑*:.🍃💫・* 『考える力を養う「考えるな」』           男性・47歳・高知市 一見、何の変哲もないように見えることを追求すると、思わぬ結果になることがある。 例えばアニメ「アルプスの少女ハイジ」において、冒頭でハイジが乗っているブランコは1往復の時間をもとにすると、長さ約16㍍、最大速度は時速約60㌔になるという。そのようなブランコに満面の笑みで乗るハイジ…。 アナウンサーの安住紳一郎さんが「走るな!メロス」という講義をされたことがある。 太宰治の「走れメロス」作中、「メロスは少しずつ沈んでいく太陽の、10倍も速く走った」という部分より、ある研究者がメロスの走った速さを求めると、100㍍0秒02というタイムをたたきだした。さらにその速さには衝撃波を伴うので、メロスの半径2㌔は物がことごとく破壊される。「走るな!」というわけである。 安住さんは「日本語には話を大きくすることで物語の魅力をより伝えられる力がある」とも語られていた。これが読書の醍醐味であろう。つまり言葉を「感じる力」が養われるのである。 昨今呼ばれる「考える力」を養うには、まず言葉に気付く必要がある。その気付く力が言葉を「感じる」力であり、すなわちブルース・リーの名言「考えるな、感じろ」が逆説として成り立つのである。「いやあ、日本語って本当にいいものですね」と改めて思わされた。       今日の高知新聞🗞【声ひろば】 🍃爽やかな風が吹く午後、母とお茶を飲み花を眺めました。鳥のさえずりがとても心地よかったです
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ゆうこ
*・゜✨🍃故郷⭐︎母の紫花菜*:.。.🍃💫 .。.:* 「椿三十郎」は黒澤明監督の傑作時代劇だが、仁淀川町沢渡には「桜三十郎」を名乗る知られざる名桜がある。正しくは「荘川三十郎」と申す。 話は1960年にさかのぼる。岐阜県荘川村(現高山市)の寺の境内に、御母衣(みぼろ)ダム建設に伴い水没する運命のエドヒガンの老木があった。高台移植は不可能とされたが奇跡的に成功。老木はダム湖畔で再び花を咲かす。 2年後、立ち退きで村を去った転出者たちが水没記念碑の除幕式に招かれ、よみがえった桜を見上げ涙した。これを機に荘川桜と命名され、年に1度、湖底を沈んだ古里をしのぶ集いが開かれるようになったという。 時を経て仁淀川流部に大渡ダム建設計画が持ち上がる。水没の立ち退き交渉を巡るあつれきに心を痛めたのが、地元で長く教職にあった故吉岡重忠さん。散り散りになる住民の心を束ねるよすがにと、荘川桜2世の移植を思い立った。 岐阜で実生苗の育成に努める篤志家に手紙を書き、現地に出向いて苗木を譲り受ける。30番目の苗だから三十郎。自宅の庭に植え、由来を記す石碑を据えた。 移植から46年目の春らんまん。大渡ダム湖を見下ろす吉岡家を訪ねた。大木に育った三十郎は花が盛りを過ぎ、春風に白い花びらを散らしていた。一方、飛騨高山の荘川桜は残雪の中にあって、つぼみはまだ固そうだ。ここにかつて人の暮らしありき。物言わぬ桜の親子が湖畔で雄弁に語っている。     高知新聞🗞【小社会】3/30掲載 🍃故郷の景色に癒されて…撮影・母
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ゆうこ
*・゜✨🍃゚故郷⭐︎母の水仙*:.。.🍃✨ .。.・* M先生は退職して趣味に没頭する。書物に囲まれ、工夫を凝らして料理や音楽を鑑賞する。時々、妻と旅をする。どの趣味にも彼なりの流儀。こだわりを持っている。「毎日、することはなんぼでもあるぞ」と笑う。創作意欲を失わない芸術家のようだ。 Y先生は目の前に子どもがいることが喜びだった。退職して古稀を過ぎた今でも、不登校児童の支援をしている。「不登校の子どもを相手にのんびり過ごすのが長生きの秘訣」と語る。〈この里に手まりつきつつ子供らと遊ぶ春日は暮れずともよし〉。そう詠(うた)った良寛を想像する。 私も、自由気ままな暮らしになった。帰属集団や肩書が無くなり、ほっとしたが、解放感がありすぎて不安で落ち着かない。拘束から解放されたいと思いながら、いつの間にか拘束に飼い慣らされていたわけだ。 自由になった途端に、不自由になる自分が情けない。新型コロナ禍や戦争、自然災害など困難が次々に生じる時代だ。命や自由の尊さを身に染みて感じてはいるが、日々、それをおろそかにしている。己の軽薄さ、貧しさを痛感する。 空に浮かぶ風まかせの「はぐれ雲」のごとく、明日はいずこの空へやら。徒労に生きることも無駄ではないと思いたい。               『はぐれ雲』      高知新聞🗞【閑人調】3/30掲載 🍃昨日、母が写真が届きました。 流れる雲を眺めているかのような水仙です♪
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ゆうこ
*・゜✨🍃゚・*故郷⭐︎母の花畑*:🍃🐝💫 .。.・* 感謝や喜びを感じたら、 相手はわかっているだろうと思わず 伝えてあげて。 ターシャにとって〝手紙を書くこと〟は料理や庭の手入れと同じくらい日常的なことでした。私達が訪ねている間でも、ふと時間ができると、薪ストーブの横の小さなテーブルで誰かに手紙を書いていました。 ターシャの手紙は楽しいです。たとえば、書き出し。「なんて楽しい時間を過ごさせてくださったことでしょう!」「すてきなバッグをありがとう!!」「ああ、胸がわくわくするわ!!」と、その時の気持ちをストレートに。そして、楽しかった思い出や、胸がわくわくする説明が一段落すると、その後には、今、私はこんな楽しいことをしています、といった近況が書かれ、その様子が線画で描き込まれていたりします。さらに、書き切れなかった文が余白にはみ出して、ページをぐるりと回っているのを見ると、「ああ、手紙は思ったままに書けばいいのね」と気づかされます。 ターシャは、「子どもは、親に感謝の気持ちを持ってもなかなか伝えないものだけど、そう思ったら伝えてあげてほしい」と語っていました。子どもに限らず、家族でも職場でも友人同士でも、感謝や喜びの気持ちは、どんどん伝え合うといいと思います。人間関係が変わるかもしれません。  📚ターシャ・テューダー人生の楽しみ方               食野 雅子 🍃母は日々花畑を手入れしては私に〝水仙の花が咲いたよ〟〝今日は最高の天気よ〟と連絡をくれます♪昔はよく手紙のやり取りをしました。久しぶりに手紙を書こうと思います…💌撮影・3/20
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ゆうこ
*・✨🍃・*故郷⭐︎ヒマラヤ雪の下*:.🍃💫.。・* ターシャ・テューダーは世界的に有名なアメリカ絵本作家ですが、アメリカ北東部バーモント州の山中に美しい広大な庭をつくり、何でも手作りする19世紀風の暮らしを楽しんだ人として知られています。2008年に92歳で他界した後も、その前向きな生き方は多くの人に勇気と感動を与えています。しかし、そこに至る道は平坦ではありませんでした。 ボストンのエリートの家柄に生まれながら、田舎で牛や鶏を飼い、野菜を育て、美しい庭をつくって暮らす生活を夢見た少女。家族からは将来を案じられ、自分でも不安でいっぱいだったといいます。しかし22歳で結婚して夢を実現させたターシャは、夫とともに農場を営み、4人の子どもを育てていました。同時に絵本作家・挿絵画家としての道が開け、少しずつ自信をつけていきました。ところが43歳の時、農業に飽きた夫が出てしまい、その後は絵の仕事で生活を守るしかありませんでした。ターシャは必死で働き、子どもを育て上げました。 4人の子どもが自立し一人になったターシャは、56歳の時、憧れのバーモント州に土地を求め、移り住みます。私達が本や映像で見ていたバーモントの生活の始まりです。それまで育ててきた植物を移植して新たに庭をつくり、農業を続けながら、残り半生を楽しみました。 『ターシャ・テューダー手作りの世界 暖炉の火のそばで』を翻訳してターシャの生き方や考え方にすっかり魅せられた私は、「どうぞいらっしゃい」というターシャの声かけに、2001年、出版社の友人達を誘って初めてターシャを訪ねました。この時の豊かな体験は忘れがたいものでした。その後私達は、取材を兼ねてさまざまな季節にターシャを訪ね、ターシャの暮らしを目の当たりにし、たくさん話を聞き、何冊もの本を一緒に作りました。 ターシャはいつも、「私は好きなように生きてきただけ。人のお手本になるようなことは何もないわ」と言っていましたが、幼い頃からの夢を追い続けて実現させた生涯、子育てを楽しみ、苦難も上手に乗り越え、最期まで前向きに生きたターシャの生き方や考え方は、私達にさまざまことを教えてくれます。ターシャが残してくれたたくさんのメッセージの中から、私の心に響いたものを拾いあげ、それに関連してターシャから聞いた話や私が思い出すことをまとめてみました。          【まえがき】食野雅子  📚ターシャ・テューダー人生の楽しみ方 ⭐️ヒマラヤ雪ノ下の花言葉 『忍耐』『秘めた感情』『順応』 🍃お墓参りにみた祖母(享年96歳)のヒマラヤ雪ノ下は明るい花色で気持ちを和らげます。
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