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燃える闘魂の一覧

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良し、行くぞう
すっかりご無沙汰のグリーンスナップ。 行方をくらましていた間にこの冬のテーマ花としてパンジーを植えていたというのは町内でも秘密の話。 毎冬ビオラにしたり、気まぐれにプリムラにしたりと秋の終わりから色々やっていたが、パンジーをやったことは一度もなかった。 園芸ファンとしては栽培管理の難易度は年少さんクラスとも言えるパンジーを一度もやったことがないというのもアレな気がして、今冬はパンジーに決めた。 売り場に行ったら、見本として一鉢に3株ほどまとめて植えてあった横濱セレクションのフレアブルーという品種のパンジーが一斉にこちらを見ていた。 まず名前だ。名前が良い。横浜を横濱と書くだけでこんなにもオシャレ香がプンプンするのはなぜなのだ。 そして青とボルドーブラウンのグラデーションが美しい、大観衆の熱視線。 まとめて咲いているとグラデーションが織り混ざって美しく、圧巻の一言。 圧巻を通り越して圧がすごい。 これほど圧があるならば、きっと我が家でもその大観衆っぷりを発揮してくれるに違いない。 よろしい、ならば売り場を離れて圧をかけてみよ。 こちらもジョウロ片手に受けて立とうじゃないか。 燃える闘魂を隠すために遠慮がちに2株買って帰った。 そして早3ヶ月。極寒の日もやけに暖かい日も過ごして、奴らはいよいよ圧をかけ始めた。 ここからが勝負。摘芯するには遅いが、摘芯しなければ圧もむなしく茎がお祭り騒ぎの大徒長。 しかし外に出てみれば、まだまだ遅めの摘芯には勇気のいる寒さである。 年少さんクラスの管理ですら躊躇する自分は、もはや赤ちゃん学級レベルではないか。 こんな赤ちゃん気持ち悪い。 そんな己の不甲斐なさをも断ち切るように、その気になった茎だけピンチして試合は終了。 次の手合わせはもう少し暖かくなってからにする。 ビオラは小さな花がワーッと咲いて可愛らしい大軍勢だが、パンジーはやはり圧が違う。何しろ顔がデカイのだ。 顔がデカイ分、ピンチをするとそこにぽっかり穴が開くのが口惜しい。 そんな自分はパンジーとの勝負に勝っているのか負けているのか。 はたまた知らず知らずパンジーと手を組んでいるのか。 わからなくなってきたが、オシャレパンジーのおかげで冬の玄関の彩りが気持ちオシャレになったのだけは確かである。
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