ハオルチア ・ピグマエア「ミュータント」。 大型ピグマエアのメリクロンから見出されたとされる突然変異個体。 葉先が全部窓になる特異な個体で、アトロフスカのミュータントとかコンプトの裏般若と同じシステムの変異ですね。 普通の個体よりも窓の割合が多いため非常にお得感があり、大型ピグマエアの枝変わりということで全体的に草姿が大きく見応えがあるのも長所だと思います。 ただし芸の出方がやや不安定な節があり、ほとんど窓って感じの葉が出たり普通の葉が出たり、微妙に表情を変えながら生長していきますね。 まぁ生物としてはイレギュラーな存在なので仕方ないのかもしれませんが、これは育て方とかである程度制御できるものなのかな？ 言い方はオカシイですがアトロフスカのミュータントみたいな整った奇形？って言うのかな、そーゆー感じであればもっともっとポイントあげちゃうんですけどね。 とは言えビカクシダのように色んな形質の葉がランダムに出る様は見方によっては結構面白いですし、個性を短所だと言って咎めるのはあまり良くないのかもしれません。 少し優しさが足りてなかったのかもしれませんね。反省します。すいませんでした。

ハオルチア・ピグマエア。 窓の表面が毛のような細かい突起で覆われるサメ肌系ハオルチア。 可愛らしい見た目とザラッザラの葉質とのギャップが持ち味で、ザラザラ強めの個体に関してはサメ肌というよりもむしろ猫の舌に近い質感のようにも思いますね。 まるで粉砂糖を振りかけたような、もしくは白い霜が降りたかのような、なんかちょっとそんなような感じのアレです。 ちなみにコレは「萩原ピグマエア」と呼ばれる特白ザラ窓の個体で、つまりは窓のザラザラが激しく表面が真っ白になるタイプです。 普段の真っ白な姿も美しいですが時期によってはほんのりと薄紫色に紅葉し、成長は遅いけど結構表情豊かで面白い個体ですね。 堀川PG-20という個体を日本ハオルシア協会の萩原さんって人が改良したものらしく、本来の萩原ピグマエアは綺麗な斑入りの個体らしいです。 本物の斑入り個体はほとんど流通しませんがこの個体のような斑の抜けた個体は結構安価で出回っているので、斑入りとまでは行かなくても綺麗なピグマエアが欲しいなってときはオススメですね。