コアジサイ(小紫陽花) 別名　シバアジサイ(柴紫陽花) 関東地方以西から九州の山地や丘陵の明るい林内、林縁など 枝先に直径5cmほどの散房花序を出す 紫陽花のように、周りの装飾花は無く、花は全て両生花で、直径4mm 花は鐘形で長さ1mm 花弁は白〜薄青色で5個、長さ1.5mmの長楕円形で、のちにややそり返る 雄蕊は10個、花柱は2〜4個 4️⃣は花弁が落ちた後の花柱と萼片 ぱっと見は紫陽花のような華やかさは無く、地味なお花に見えますが、カメラから覗くと、それはそれはとても綺麗な花です 若枝が紫色💜、花弁より長い雄蕊の色が青💙、花弁が水色🩵、葯が白🤍、花後の花柱、萼片が白🤍 山の中のひっそりした場所に佇む姿はとても素敵です

湖周りのお花 1️⃣ムラサキシキブ(紫式部)の花 シソ科　ムラサキシキブ属 北海道から沖縄までの山野や林縁に生える落葉低木 花はとても小さく、花冠は長さ3〜5mmで、先端が4裂し、薄紅紫色である 長い雌蕊が1個、黄色い葯の雄蕊が4個 2️⃣葉の様子 葉は対生で葉の先は尖り、縁全体に鋸歯がある 葉腋から集散花序を出す 秋には直径3mmの紫色の果実ができる 3️⃣4️⃣ホタルブクロの白花 キキョウ科　ホタルブクロ属 低山に生えていますが、ヤマホタルブクロではなく、ホタルブクロ ホタルブクロの萼片はそり返るが、ヤマホタルブクロの萼片は反り返らないと言う違いがあります 萼片は反り返っているので、ホタルブクロで良いと思います 中に紫の斑点があります 5️⃣アジサイ(紫陽花) 池の辺りに青い紫陽花が人目を引きます

キョウカノコ、シモツケソウ、シモツケ🌸🌸🌸🌸🌸 1️⃣2️⃣キョウカノコ(京鹿の子) 京鹿の子　バラ科　シモツケソウ属 5/27撮影 粒々の小さな蕾が開くと、ふんわりと煙るような花房に。 名前の由来は京染めの鹿の子絞りで、古くから茶花として親しまれてきた花であるが、日本の自生の記録はなく、日本で作出された園芸品種ではないかと言われている コシジシモツケソウとシモツケソウの交雑種で花期は早い(6〜7月) シモツケソウと花がよく似ていいるが、葉はどちらも手のひらの様な形で、京鹿の子の方は切れ込みが深く、縁のギザギザが多い、茎の分かれ目の棘がないがシモツケソウにはある また、托葉がキョウカノコは尖っていて、シモツケソウは丸くつく どちらも草になります 3️⃣4️⃣シモツケソウ(下野草) 2024年8/15標高1300mあたりの高山で撮ったもの 地面近くで咲いている 5️⃣シモツケ(下野) シモツケ属 花がより一層密集している 葉の形はキョウカノコやシモツケソウとは違い、披針形 落葉低木である 5/27撮影 三つの花は似ていて区別が難しいけど、実際に目で見て何となくわかった様な❓ 個人的にはキョウカノコが好きです❣️

高原のお花⛰️ 標高1220m 1️⃣2️⃣ミズバショウ(水芭蕉) サトイモ科　ミズバショウ属 分布地　シベリア東部、サハリン、千島列島、カムチャッカ半島、日本の北海道、中部地方以北の本州の湿地に自生 発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)を開く これは花ではなく、葉の変形したもの 仏炎苞の中央の円柱状のものが、小さな花が多数集まった花序 開花は低地では4〜5月 高地では5〜7月 葉は花の後に出る(長さ80cm、幅30cmに達する) 和名のバショウは芭蕉布に利用されるイトバショウの葉に似ている事に由来する 🎶夏が来れば思い出す〜🎶💕 水芭蕉の花が咲いている、夢見て咲いている、水のほとり🎵 そんな感じです 池の周りの湿地にポツリポツリと白い妖精さん🧚 子供の頃に聞いた歌が心の中で流れてきます🥰 3️⃣4️⃣ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) アブラナ科　ヤマガラシ属 ヨーロッパ原産の二年生植物 別名フユガラシ 茎は直立し、地際で数株に分かれ、上部でもよく分岐し、高さ30〜80cm 花は十字形で6〜8mmで花期は4〜6月 麦類に混入して日本で帰化し、在来植物を駆逐する恐れがある為、要注意外来生物に選定されている 菜の花をコンパクトにした様な綺麗な花なんですけどね 5️⃣芝桜の丘 始まったばかりで50%の開花 でも空いていました 標高　1415m

ヤマハギ(山萩) マメ科　ハギ属 山道の脇から歩道に枝が伸びて萩の花が沢山咲いています 去年までは見かけなかった花 萩の語源は「生(は)え芽(き)」とする説があります その説では、毎年春に必ず芽が生えてくる事からきている 萩の花は万葉集の中でも最も多く歌われた花です 恋心を歌ったものが多く、叶わない恋に登場するこのお花が可憐で風情があります また、庶民に愛された花で、秋の七草の一つ 花色が桃色、紫色と微妙に違うものがあり、とても美しいです

万葉植物 1️⃣2️⃣ツリガネニンジン(釣鐘人参) 別名　トトキ　ツリガネソウ 3️⃣シロバナツリガネニンジン(白花釣鐘人参) 4️⃣5️⃣ヤブラン(薮蘭) 万葉集の言葉　やますげ(山菅) ぬばたまの　黒髪山の山菅に　小雨降りしき　しくしく思ほゆ 　　　　　　　　　柿本人麻呂 訳　黒髪山のやますげに小雨が絶え間なく降るように、ずっーとあの人ことを思って居ます 薮蘭にずっと降り続く雨と自分の気持ちを重ねている情景が浮かび上がります 先に投稿したぬばたまの枕詞も出て来て、イメージも膨らみます

今日のお花　キキョウ(桔梗) 1️⃣2️⃣ 7/4 3️⃣ 7/14 4️⃣ 6/24 5️⃣ 9/8 撮り溜めしたものと最近のものを掲載しました 平安時代の辞書にはアリノヒフキ(阿利乃比布岐)としての言葉があります 蟻の火吹きという意味で、蟻が桔梗の花びらを噛むと、蟻酸が出て桔梗の色素のアントシアニンと反応して、花が赤くなる事から 「桔梗の花　咲く時ぽんと　言ひそうな」 　　　　　　　　加賀千代女 確かに蕾を押すと、プチンと音がする動画がありますよ❣️ 実際は花が開く時はゆっくり解けるそうです❣️ 蕾が風船の様だから音がしそうなイメージですね❣️ 八重咲きや斑入りなど色んな品種があり美しいですが、紫のシンプルな桔梗が一番桔梗らしいですね❣️

コムラサキ(小紫) クマツヅラ科(シソ科) ムラサキシキブ属 別名　コシキブ(小式部) ムラサキシキブの園芸品種 上品な実の紫色から源氏物語の作者にちなんで付けられた雅な名前 南の花壇の陽がよく当たる側に沢山の枝を垂れて、紫色の実がたわわに実っています 実の大きさは3mmくらいで、光沢があり、小さなガムのようです 花も少し咲いているところもあり、枝の根元から咲き進み、実は緑〜白〜紫へと変化します 湖の岸の方には自生しているものも１箇所あります 紫の実は自然界でも珍しく、高貴な感じがします