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アブラチャンの一覧

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ゆりか
牧野記念植物園にて。美しい姿と名前に惹きつけられ写真を撮ったのですが、後で調べて「油ちゃん」ではない事を知りました😅新しく植物の事を知るのは楽しいですね。 以下、庭木図鑑 植木ペディアから教えていただきました。 【アブラチャンとは】 ・本州、四国及び九州の各地に分布するクスノキ科クロモジ属の落葉低木。湿気のある山間の樹林で普通に見られるが、株立ち状に育つことや、あまり背丈が高くならないことから、雑木の庭に好んで使われる。 ・子供受けも良さそうなアブラチャンという名前は、「油ちゃん」ではなく「油」+「Chian」。後者は船舶などの防腐、防水や道路の舗装に使われる化合物「瀝青」を示し、油と重ねることで、この木に脂質が多いことを強調している。木全体に油分が多く、触るとどことなく油っぽいのが大きな特徴。かつては果実や樹皮を燃料、灯油、整髪油に使った。 ・開花は3~4月。葉の展開に先立ち、黄色い花が数輪ずつ、短い枝にまとまって咲く。雌雄異株で雌の木には雌花が、雄の木には雄花が咲くが、いずれも花弁は6枚。雌花には雌しべ(花柱)1本と花粉を持たない雄しべがあり、雄花には黄色い花粉をつけた9本の雄しべがある。 ・雌株にできるアブラチャンの果実は直径1.5センチほどの球形で、10~11月になると褐色に熟す。果皮を割ると柑橘系の香りがあるが、表面に光沢があり、見るからに脂ぎっている。 ・葉は楕円形で枝から互い違いに生じ、先端は細くなる。葉の色が明るく、赤みのある葉柄とのコントラストが清涼であること、秋の黄葉が美しいことも庭木として評価されるポイント。枝を折ったり、葉を揉んだりすると、クスノキ科特有の香りがある。 ・樹皮は明るい灰色で皮目と呼ばれる小さな円形の突起物が多数生じる。幹は株立ちになることが多いため、別名を「ムラダチ(群立ち)」といい、「子安の木」とも呼ばれるが、トベラ科のコヤスノキとは異なる。材にも油分が多く、よく燃える。
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