さて２０２年前の退位元号改正でお話ししたい人物は日本地図を幕府に提出した伊能忠敬さんです。 ５０歳で隠居。１９歳年下の高橋至時（タカハシヨシトキ）さんを師匠として天文学、暦学の勉強を始めます。 そして当時話題になっていたのは地球は丸いならば３６０度ある。ということは地球の１度がわかれば地球の大きさがわかる。それに対し色々な学者から何里か発表されますが忠敬さんは２８.２里と回答。 今でいう１１０.７４１４キロ！正解と誤差１０００分の１と書いてありました。 日本橋から宇都宮市くらいといえば分かりやすいでしょうか？ ５５歳の時ロシアの船が蝦夷（北海道）に来たため、幕府から蝦夷の地図作成を請け負い半年かけて提出しました。 そうしたらついでにと日本の地図作成も頼まれ１７年かけて測量を始めたが病に倒れてしまいます。しかしそれから後も寝床から弟子たちに指示を出し、自身は１８１８年に死去。 残された弟子たちが日本全図をまとめ仕上げ、１８２１年に幕府に提出しました。 その原図は江戸の大火で焼失。 今見られるのは海外に流失した写しだそうです。 自分の住んでいる町田から 約１１０キロはどこかと調べてみたら静岡県焼津市や長野県軽井沢町でした。 みなさんも自分の住んでいる場所から約１１０キロはどこになるか地図をネットで見てみましょう！ それが地球の１度です。 そして当時縄や鎖。簡単な星の測量器と最後は自身の歩幅のみが頼りでよくあれだけ正確な地図を作成した忠敬さんに自分は驚嘆します。 ではまた！ 参考資料 アニメ「ねこねこ日本史 ねこねこマップだ！伊能忠敬」より