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正岡子規の一覧

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『カキ』 🏷️今日のお花 むかしむかし、ある山里に、貧しいけれど心のやさしい老夫婦がいました。 冬の支度もままならない中、庭の柿の木だけがたくさんの実をつけていました。 そこへ旅の僧が通りかかり、「腹を空かせておるのです」と言うと、老夫婦はためらわず熟した柿をもいで差し出しました。 僧は深く礼をして立ち去りましたが、その夜、突然の嵐。翌朝見ると、柿の木の枝には雪の代わりに金色の柿が実っていたといいます。 ――これは「情けは人のためならず」、やさしさが巡って豊かさを呼ぶ、というお話。 この伝承は各地で少しずつ形を変えながら語り継がれており、柿の実は「思いやり」「実り」「恩返し」の象徴とされています。 「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざもあり、 柿はビタミンCやカリウムが豊富で、風邪予防や二日酔いにも効くといわれます。 平安の歌人・西行が旅の途中で詠んだとされる歌にこんなものがあります。 柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺 ― 正岡子規(後世) 実はこの句は、西行ではなく明治の俳人・正岡子規の句。 病床にあっても秋の柿を見て心静かに喜びを感じた―― そんな「命の終わりに寄り添う果実」としても、柿は特別な存在です。 この句があまりに静かで情緒豊かなので、 「古い時代の僧侶や歌人、西行の句のようだ」と誤解されやすいのですが 実際は 明治28年(1895年)秋、奈良を旅した子規 が詠みました。 当時、病を抱えていた子規は旅の途中で法隆寺に立ち寄り、休息しながら茶店で柿を食べていました。 そのとき―― 鐘の音が、秋の静けさを一層際立たせて響いた。 その瞬間の心の揺れを一句に込めたのがこれです。 柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺             正岡子規 柿の甘さと、遠くから響く鐘の音。 命の儚さや、仏教的な静寂を感じる一句でもありますね 雨降りの寒い朝です 風邪引かないようお過ごし下さい☔️
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