さっき、ちょっと撮ってみたプロステケア　 ラディアタの花のクローズアップ。 葯帽(ずい柱先端に付いている白い部分)が、先が割れまくった三味線のバチやペンキ用の刷毛みたいな平たい形をしてるのが特徴で、近縁種と区別するとき分かりやすい。 あと、リップの縁が波打ってて、先端が尖ってない、とか、ずい柱のすぐ手前にある紫色のⅢのラインが目立つってのもラディアタの特徴。

ムカデランを確認しに行ったらこれも咲いてた。こっちもまだ咲き始めだけどね。 昨年は６月末には満開だったけど、まあ、冬の越させ方次第で、開花時期が平気で数ヶ月ずれる人なのでこんなもんかな。 プロステケア ラディアタ Prosthechea radiata (Lindl.) W.E.Higgins (1998) それよりも、花の咲く頃には次の新芽がそこそこ大きくなってて、どうかすれば、翌年の花芽が見え始めてたりするんだけど、今年の新芽はまだ１cmにも満たない。 たぶん、昨年、花後に株分けしたせいだと思うんだけど、この調子で来年の花は間に合うのかな？

プロステケア ラディアタ Prosthechea radiata, (Lindl.) W.E.Higgins (1998) 今年は花数がかなり少なめ。 まあ、冬に花芽が出た時あまりにヒョロヒョロだったから、今年はまともに咲かないかも、と思ってたことを考えれば、ちゃんとした花が咲いただけでも良かった。 ていうか、そろそろ株分けしないと取り回しが面倒になってきた。

プロステケア ラディアタ Prosthechea radiata ラン科プロステケア属 中米メキシコ～南米コロンビア辺りまで、標高150~2000mの様々なタイプの森に自生する着生蘭です。要は環境の適応幅がかなり広い蘭だと言うことでしょう。以前も書いてますが、丈夫です。 昨年、一昨年は7月に入っての開花でしたが、今年は5月末に咲き始め、今満開です。1ヶ月以上早かったですね。たぶん越冬温度が高かったんだと思います。

プロステケア ラディアタ Prosthechea radiata 2019年7月3日撮影。 一昨年は7月25日にポストしているので昨年は少し早かったのか、単に一昨年の撮影タイミングが遅かったのか、まあ、だいたい同じ頃に咲いてるってことですよね😅 この蘭も、特に手を掛けなくても調子をくずすことなく、粛々と成長し、開花してくれるので、ともすれば存在を忘れそうになります。まあ、開花するとそれなりに目立ちますので、気がついたら花が終わってたなんて事はないですが。 ちなみに、この蘭は咲くのは初夏ですが、蕾自体は新芽と共に出てきますので、今夏開花予定の蕾が、いま、既に確認できます。

Prosthechea radiata 香る蘭、とのことだが、咲いたばかりの所為か香りがない。 いつ香るのか暫し待つことにする。

プロステケア ラディアタ 属名がエピデンドラムだったりエンシクリアだったりアナケイリウムだったり色々変わってるので、現行どれが正しいのか今一わからないのですが、The Plant Listが、プロステケアを採用しているのでそれにしたがっておきます。 で、数年前、HCで観葉植物の見切り品と一緒に売ってたんで買ったのですが、こんな地味な花、なんでHC で売ってたんでしょうね。でも、丈夫で、ほっといても毎年きちんと咲きます。