ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 紀友則 今日はは桜散りはじめてました。 桜に日差しが当たると、本当に桜が輝いて見えるのを実感しました。 そんなに咲き急いで散らなくてもいいのに… 今も昔も思うことは同じなようです。

人はいさ　心も知らず　ふるさとは　花ぞ昔の　香ににほひける（紀貫之） (返歌) 花だにも　同じ心に　咲くものを　植ゑけむ人の　心しらなむ 百人一首で知りましたが、元は古今和歌集だそうです。 気の利いたやりとり。現代人はそうそう真似出来ません…💦 昔、故郷にも梅の咲く空き地があったのですが、駐車場を経て住宅街になっていました。 …今住んでるところから10キロ位しか離れてないけど！

【No94. フジバカマ(藤袴)】 育てているフジバカマ。１１月６日の誕生花です。 環境省のレッドデータでは準絶滅危惧種です。市販されているものの大半は「サワフジバカマ」です。 名前の由来は花弁が藤色の袴に似ているからのようです。 花言葉は「ためらい」「遅れ」「延期」。小さな花が一度に咲かずに、少しずつ咲くからのようです。 昔から歌に多く詠まれています。金塊和歌集で源実朝の歌 「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問えどこたへず 野辺の秋風」 藤色の袴を脱いでかけたのは誰か？問いかけても野辺の秋風は答えてくれない。。。心にしみます。