イタチハギ(鼬萩) マメ科イタチハギ属の落葉低木 別名　クロバナエンジュ やせ地でもよく生育し、道路の法面の緑化や砂防用に植栽されるそうですが、野生化もしているようです。 花穂の様子を、イタチの尻尾に、 葉の雰囲気を、ハギ(エンジュ)に見立てて、「イタチハギ」と名前がついたそうです。 森に向かう道に沿って、数株と思えるのですが、ワサワサと旺盛に茂っていました。 ①②…2025.5.28撮影 花は随分、咲き進んでいましたが、花糸の紫色と葯の黄色は、まだ残っていて目立っていました。 ③④⑤…2025.7.4撮影 未熟な果実ですが、沢山の豆果をつけていました。 もう、イタチの尻尾には、見えませんでした😅

鼬萩(イタチハギ) マメ科イタチハギ属の落葉低木。北アメリカ原産の帰化植物。第二次世界大戦後、砂防用、生垣用などに導入されたものが逸出、野生化した。崩壊地や河原、道端、山地の草地などなどで見られる。日当たりの悪い場所でもよく育ち、長期間の水没にもよく耐え、さらに斜面安定効果も優れていることもあり、山間部で多用される傾向がある。高さ１～４m。幹は褐色、葉は有柄で互生し、６～１２対の長楕円形の小葉からなる奇数羽状複葉。小葉は全縁。花期は５～６月。茎の頂に多数の穂状花序をつける。花序は多数の黒紫色の蝶形花よりなる。雄しべの黄色い葯が突出する。豆果は長さ１㎝ほどで種子は１個。熟す頃表面はいぼ状突起に覆われる。種子は扁平で長楕円形。 出典『日本帰化植物写真図鑑』『すごすぎる雑草』『里山の花木 ハンドブック』