幾重にも重なる豊かな花弁に包まれた薔薇・「結愛(ユア)」で、おはようございます✨️🌹 新年最初に出逢えた冬薔薇は、寒さから我が身を守るように、ぎゅっと丸みのあるピンクの蕾が魅力のフロリバンダ系のバラでした💗 ”結愛”は、2011年に京成バラ園の武内俊介氏によって作出された比較的新種のバラ。 眺めれば眺めるほどに、まるで西洋絵画の静物画に描かれるバラのような気品ある佇まいを感じさせ、クラシックローズが持つ儚さと優雅さを併せ持つ特有の美のオーラを放っていました✨️🥀🖼✨️ 耐暑性はあるものの耐寒性はそれほど強くない品種の為、グッと寒さのました昨日は、美しさを留めたまま開花を待たず、瞬間凍結してドライフラワーになってしまいそうな雰囲気すら感じてしまいました🥹💓 ＿花言葉は、「温かい心」、「恋の誓い」…他。

明るい黄色味がかったクリーム色の薔薇・「快挙（カイキョ）」が、寒さの増してきた晩秋の公園で、エレガントな強香を漂わせながら凛と咲いていました✨️💛☺️💛✨️ ”快挙”は、言わずと知れた有名な薔薇の育種家・鈴木省三氏の後継者として、京成バラ園のガーデンセンター長に迎えられた武内俊介氏作出のバラ🇯🇵🌹✨ 武内氏が入社した5年後に、師匠であった鈴木氏が他界。 途方に暮れる中、師が残した言葉や手渡された書物を励みに耐暑性のある黄色いバラの快挙を2010年に作出し、「ローマ国際コンクール」で恩師に次いで日本人で2人目となる金賞を受賞。 悲しみや艱難を乗り越えて生み出された、栄誉あるバラでもあるんですね👏✨✨ 師匠亡き後もしっかりと学びや志を受け継ぎ、自分らしい創造性を発揮できる人々は、バラの世界のみならず、他の分野でも世の人々に感動を齎し、お金には代えられない心の財産を遺すことができるのでしょう💖 ＿花言葉は、「友情」、「平和」…他。

〈 京成バラ園芸を支えた育種家たち 〉 京成バラ園芸は1959年の創立以来、 バラの育種会社として数多くの品種を作出し 日本のバラ文化の普及に尽力してまいりました。 京成バラ園芸創立のきっかけとなった 初代育種家の鈴木省三をはじめとした 3人の育種家たちの飽くなき探究心よって その長い歴史は支えられ、 創立66年を迎えた現在もその情熱は 絶やすことなく受け継がれています。 ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･* 〜京成バラ園芸を支えた育種家たち〜 【初代育種家 鈴木省三】 (作出年代:1956-1992) 育種や日本のバラ文化の普及に 情熱をそそいだ人物で、 日本のバラの父、『ミスターローズ』と呼ばれます。 代表品種:聖火、朝雲、芳純など 【2代目育種家 平林浩】 (作出年代:1992-2000) 「しのぶれど」や「ローズうらら®」など 今もなお人気の品種を数多く作出しました。 代表品種:ローズうらら®、桃香、ほのか、しのぶれどなど 【3代目育種家 武内俊介】 (作出年代:2001-2020) ローマバラ国際コンクールで金賞を受賞した「快挙」や 芳醇な香りが素晴らしい「薫乃」を作出しました。 代表品種:薫乃、花ぼんぼり、快挙、令の風など ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･*:..｡o○ﾟ･* そして2023年、村上敏が4代目育種家を就任し、 先人の技術と情熱を受け継いだ新たな「Keisei Rose」の歴史を 切り拓いています。