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花金鳳花の一覧

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醜男
ラナンキュラス キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。地中海沿岸東部、ヨーロッパ東南部、南西アジア原産。地下に塊根を持つ。草丈は30〜60㎝ほどで、葉は2〜3回出複葉。花期は3~5月。中空の花茎を伸ばし、先に数個の花をつける。野生種の花は径4〜6㎝のカップ状で、花弁は5〜6枚。花色はふつう赤色で、まれに橙色。多数の栽培品種が知られ、花径は8〜10㎝になり、八重咲きで花色は黄色、赤色、橙色、ピンク色、白色など。全草にプロトアネモニン、ラヌンクリンを含む。開花期にプロトアネモニンの濃度が最も高くなる。誤って口にすると、口内の炎症、腹痛、下痢を引き起こし、ひどい場合は痙攣を発生する。汁液が皮膚に付着すると水泡を伴う炎症を引き起こす。プロトアネモニンは乾燥したものには含まれないため、乾燥した葉では炎症は起きないとされる。 12〜13世紀の十字軍遠征時にヨーロッパに持ち込まれ、広く栽培されるようになったのは17世紀中頃とされる。初期の栽培品種はヨーロッパを中心に発展し、以下の4系統に分類され、いずれも花径3〜5㎝と小さく、半八重咲きまたは小輪八重咲きであった。 ターバン(トルコ)系は、トルコの宮廷で改良されて八重咲きが多い。 ペルシャ系は、18世紀初めにトルコから導入されたものの改良品種。 フレンチ系は、18世紀後半にオランダから入り改良された中輪品種。 ピオニー(ラジオネーリ)系は、フレンチ系をさらに改良した大輪品種。 現在の栽培品種は、アメリカを中心に改良が進んだもので、日本でも改良が進み、巨大輪八重咲きで花径15㎝以上となる。 属名Ranunculusは、ラテン語rana(カエル)と、『小さい』といった意味を表すunculusに由来し、キンポウゲ属植物がカエルの棲むような湿地に自生する、ないしは葉の形がカエルの足に似ていることから名付けられたと考えられる。種形容語asiaticusは『アジアの』を意味するラテン語で、原産地に由来する。東洋のアジアのことではなく、小アジアのトルコのこと。 出典『ボタニカルアートで楽しむ花の博物図鑑』『色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑』『花の事典 970種』『育てたい花がたくさん見つかる図鑑1000』『生薬単』
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