今日は人麻呂忌＆小町忌、で、明日は🏷GS句会。俳句に限らず短歌でも自由詩でもご自由にご参加下さい🤗 天の海に雲の波立ち月の船 星の林に漕ぎ隠る見ゆ　　柿本人麻呂 あめのみに　くものなみたち　つきのふね ほしのはやしに　こぎかくるみゆ うたた寝に恋しき人を見てしより 夢てふものはたのみそめてき　　小野小町 うたたねに　こいしきひとを　みてしより ゆめてうものは　たのみそめてき

今日は昨日とうって変わって寒く感じるくらいの雨混じりの曇天。家内が和室のフツーの電灯を和紙ランタンの灯りに変えたいと言う。そこで少しドライブして和紙の街美濃市へ。昔ながらのうだつの屋根と蔵のある街並みの小さなパブリックスペースに何やら満開の庭木がある。少し歩いてみたらこの木の名前が分かった。ある御宅にも鉢植えがあった「ミツマタの木」とある。確かにミツマタに分かれた枝の先から薄い黄色の可愛らしい花が塊になって一斉に咲いている。 紙漉きに縁が深い街に相応しい木だ！ ❤️ミツマタは千年を遥かに超える万葉の歌人柿本人麻呂にも詠われている。「春されば まず三枝（さきくさ）の 幸（さき）くあれば 後にも逢むな恋ひそ吾妹」 [春になればまず先に咲くサキクサ(ミツマタ)ようにつつが無くあれば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ] なかなかロマンチックないわれのミツマタではないだろうか。自宅で灯り専門店で買った和紙の灯りを見るたびに思い出そう。😊