❀ アイが畑にできるのに対し、山に自生するヤマアイ ①② ヤマアイ/山藍 トウダイグサ科 ヤマアイ属 原産地：在来種 (本州（青森県深浦町から琉球列島) ・日本最古の染料ともいわれる ・山野草 ・多年草 ・草丈：30-100cm ・雌雄異株ときに雌雄同株 ・花期：3-4月 ・雄花序：茎頂につき、長さ5-12cm ・雌花序：葉腋につき、長さ3-9cm *雄花と雌花が混じることもある ・雄花：萼片3個、長さ約2mmの卵形、淡緑色 ・雄しべ12～20個 ・雌花：萼片3個、長さ約2mmの卵形、子房の両側に棒状体が1個ずつある ・花柱：2個 ・果実：蒴果 ・蒴果径：5-6mm ・種子：直径約2.5mmの球形、表面に凸凹がある ・和名：山藍（やまあい） ❀ 和名は山の藍という意 ・古名：「ヤマアヰ」「ヤマヰ」 花言葉：「古き良き時代」「正しいこと」 ❀ ヤマアイの和名は、山野に自生するアイ（染料）であることから名付けられた ❀ 「ヤマアイ」は、栽培される「アイ」の染料に対して、山野に自生するアイの意で名付けられた ❀ ヤマアイはかつて染料として利用されており、その実や葉、茎を染めると落ち着いたくすみ色の青緑になることから、日本の伝統色である「山藍摺」の名の由来ともなっている ※ 本種は摺り染め用の染料として用いられた。万葉集や源氏物語にもその名があがっており、皇室が神事に用いる小忌衣（おみごろも）の染料も本種が使われた。生の葉を布に摺り付けることで染色を行い、それによって出る色は青ではなくて緑である。ヤマアイにはインジゴが含まれておらず、青は出ない。 ③ Siriの提案 ユウゼンギク ④ コケ/苔