【季節の花華シリーズ:蒲】 ガマ;Typha latifolia :蒲/香蒲❣️ 学名:Typha latifolia L. ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物である。 別名;ミズクサともいい、古くはカマとも呼ばれていた。 円柱状の穂は蒲の穂と呼ばれる。 花粉は蒲黄（ほおう）とよばれ、薬用にされる。 《一歌献上》 「ガマと云うフラクフルト食べますか』 @訳意; Can you eat a "🌭Frankfurter" named Gama⁇ ✍️Works:Poetaster Kazyan Doe.,//筍歌人:藪中和堂 📖豆知識 【ガマの主な英名】 🗒️Cattail (キャットテイル)：
穂の形が猫のしっぽに似ていることからこの名前が付けられています。
🗒️Bulrush (ブルラッシュ)：
水辺に生える長い葉を持つ草という意味合いで使われます。
 《その他の英名》 🗒️Broadleaf cattail:; 「葉の広いキャットテイル」という意味で、ガマの種類を指すことがあります。 🗒️Great reedmace: 多くの情報源で使用されている名称です。 🗒️Cooper's reed: 水辺の植物を指す言葉で、ガマにも使われることがある。 📝昔から、若葉を食用、花粉を傷薬、葉や茎はむしろや簾の材料として使われてきた。 雌花の熟したものは綿状（毛の密生した棒様のブラシ状）になり、これを穂綿と呼ぶ。 火打ち石で火を付けていた時代には、穂綿に硝石をまぜてほくちとして用いることがあった。 蒲の穂を乾燥させて、蚊取り線香の代用として使われる事もある。 茎、葉は、樽作りで、樽材の隙間に噛ませ、気密性の向上に利用される事もある。 かつてアイヌは茎を編んでゴザにした。 【薬用】 ガマの雄化穂から出る花粉は、同属のコガマ、ヒメガマとともに、集めて陰干ししたものが生薬となり、蒲黄（ほおう）と呼ばれ薬用にする。 漢方では、蒲灰散（ほかいさん）、蒲黄散などに蒲黄が処方され、内服すると利尿作用、通経作用があるとされる。 民間では、1日量2 - 3グラムの花粉を、布袋などに入れて約400 ㏄の水で半量になるまで煎じ、3回に分けて服用される。 外傷には傷面を清潔にして花粉をそのままつけてもよいとも言われており、中国南朝の陶弘景注『神農本草経』、唐代の孫思邈著『備急千金要方』には、蒲黄が止血や傷損（すり傷）に効くとある。 黄色い花粉には、フラボノイド配糖体のイソラムネチン、脂肪油、α-ティファステローム、β-シトステロール、ブドウ糖などの成分が含まれる。 このフラボノイド配糖体には、細胞組織を引き締める収斂（しゅうれん）作用があり、血管を収縮させて出血を止める作用があると考えられている。 また、脂肪油が外傷の皮膚面を覆うことにより、外部からの空気に触れないように保護し、自然治癒力を助けていると考えられている。 🖼️Artistic; Typha latifolia.//Kazyan’s Collection September 6,2025:past am 02:30';upload by Kazyan’s Green Studio