ナンバンハコベ(南蛮蘩蔞) ナデシコ科　マンテマ属 北海道から九州の山野に生える多年草 花期6〜10月 別名　ツルセンノウ 名前の由来　花の形が珍しく異国的 と言う説があるが、帰化種ではなく、在来種 また、花や果実の形が風変わりだと言う意味もある 茎はよく分岐し、蔓の様に細く伸び、他の植物に寄りかかる様に成長する 花は枝分かれした小枝の先に、横向きや下向きに１個つける 萼は緑色で、釣鐘型になり5個に裂ける 花びらは５個で、離れてつき白く細長く、先端が２つに裂ける 雄蕊は子房の周りに10本、雌蕊の花柱は３個 萼と繋がる萼筒は半球形で後ろに突き出る 花弁には鱗片がついている(反り返って見える所)ので、花弁が下向きに折れ曲がる 花の直径2cm、果実の大きさは8〜10mmで黄緑色から黒色になる ハコベと言うと小さな花を今まで見ましたが、この花は大きくて不思議な形でとても可愛いです 南蛮というだけあっておしゃれな洋風の花に見えます 8/10