【季節の花華シリーズ:露草】 ♧ツユクサ:露草:dewdrop grass 📝日の出と共に青い花を咲かせる様子は夏の朝に相応しいもの。 　朝早く咲いてその日の午後にはしぼんでしまう半日花です。 露のように儚い命だから、それとも夏の朝の露と共に咲くからツユクサの名前が付けられた？ 2枚の苞葉に挟まるように花を付けます。 花びらは3枚、苞葉につぼみが2～3個包まれているので、次々に花を咲かせているように見えます。 《一歌献上》 「露草の 花蜜求め🐜蟻来る」 　…(可愛げかなと 紫頭巾) @訳意:Ants came to peck at the nectar of the dewdrop grass flower.,,, "Dewdrop-grass looks very cute with her purple hood;zukin on." 🗒️露草が食べられることご存知デスか⁉︎ 　露草は野菜として食べることが出来る草花です。 味はクセもアクもなく食べやすく、新芽はサラダとして食せます。 クセが無いのでどんな調理方法でも楽しめます。 普通の野菜のように、お浸しや和え物、炒め物等としても食べることができます。 青く美しい花はエディブルフラワーとして、飲み物に浮かべたり、サラダの飾りつけなどにも使われます。 いつもの食卓に季節の料理の一品として楽しめますョ⁉︎ ☆ツユクサの花言葉; 「なつかしい関係」「密かな恋」「敬われない恋」「恋の心変わり」「尊敬」「小夜曲(セレナーデ)」などです。 「なつかしい関係」は、ツユクサが古くから多くの人に親しまれていることにちなんでいます。 「敬われない恋」「恋の心変わり」は、一日花であることから、「尊敬」は聖母マリアの服の色からと言われています。 📖露草/豆知識 📝日本で昔から親しまれてきた露草 　露草は万葉集にも詠まれるほど親しまれてきました。 多くの別名を持つ露草ですが、万葉集では「月草/鴨頭草:ツキクサ」の名で表現されています。 📖万葉集には露草を詠んだ和歌が9つありますが、どの歌も露草が朝に咲いて昼を待たずに萎れてしまう性質から儚い気持ちを詠うものが多く、移ろいやすさを恋心に例えたり、恋しい人の移り気を不安に感じたり、逆に移ろいやすい恋心ではない強い気持ちを表したりと恋の歌で詠まれてきたようです。 《和堂選:万葉集巻10-2291より》 「朝咲き 夕は消ぬる月草の 消ぬべき恋も我れはするかも』 作者不詳　 @歌のリズムは軽やかなのに…移ろい易い人の心の哀しさよ。 👀万葉集から露草の歌を探してみるのも、粋な歌詠みの参考になるかも知れませんデス🐶 📝万葉の時代から、花汁を染色に利用されました。 着き草、搗き草の名前はこれからきています。 ツユクサの青い色は、アントシアン系の色素で、すぐに脱色します。 月草で摺り染めにした着物は、水で色が落ち易いことから、人の心変わりにたとえたり、この世のはかない命に喩えたりされました。 友禅染めの下絵を描くのに現在も使われているようです。 🗒️露草の不思議な受粉方法 　　子孫を残すために3段階の受粉の仕組みを持っています。 　　1.つぼみの時点で自家受粉する。 　　2.開花した後、他家受粉（受粉を媒介する昆虫など）する。 　　3.更に、念を入れてその後自家受粉し、早々と花びらを閉じてしまいます。 ✍️Works;Poetaster Kazyan Doe.,//筍歌人:藪中和堂 📝余談ですが、小生は露草の花弁が頭巾を被っているように見立てて、露草のことを"紫頭巾ちゃん"と呼んでいます。 🗒️近隣でよく見かける露草には赤紫の葉っぱにピンク色の花が咲くもの:紫御殿と白色の花のものがありますが、世界には650種以上あるらしいデス⁉︎ 学名 ;Commelina communis 別名 ;ツキクサ(着草・月草)、アオバナ(青花)、ボウシバナ(帽子花)、カマツカ、トンボグサ、トットコバナ、ホタルグサ、ツギクサ、クワラグサ、ヨメハングサ、ムラサキクサ、ハナガラ、アイバナ、ハナダバナ、ウツシグサ・ウツシバナ、ソメバナ、カキバナなどなど、ツユクサの種類は世界中に約650品種以上あるとされ、日本には8品種ほどが確認されています。 このように沢山ありますが、小生はこの青紫色の方が朝露の雫💧がよく似合っているように見えるので、この写真のようなのが好きデス。 また、花の愛らしさも夏の熱さを和らげるような涼し気な様子が感じられて今の時節では大好きな花の一つデス🐶 早朝の散歩中に見つけたものが露雫💦を付けていると、とても嬉しい気分になりますデスら🐱 Artistic;dewdrop grass flower/Kazyan’s Collection July 18,2025;past am 02:25';upload by Kazyan’s Green Studio