ハナヒリノキ ツツジ科 落葉低木　　　有毒植物 北海道、本州の冷温帯に自生。 枝先の長い花序に花がついていました。かわいい鈴が下がっている感じでした。 霧ヶ峰で見た花は、赤みを帯びていて、開いていました。（①②） 美女平で見た花は、淡緑色で、まだ、つぼみもたくさんありました。 （④⑤） 葉は、長い卵形で、葉脈のしわが目立ちました。縁に鋸歯状の毛がありました。葉柄は、ほとんど、ありません。（③⑤） 葉の裏側は、白くありませんでした。 ハナヒリとは、クシャミの意味で、有毒の葉を乾燥させて、薬にして、家畜にかけた時、その粉がクシャミを誘うことから、名前がついたそうです。 ①②③ 7.1 ④⑤ 6.20

ミヤマタムラソウ 別名（ケナツノタムラソウ） シソ科 本州（中部地方以北） ナツノタムラソウの変種で、花冠に繊毛が多いため、ケナツノタムラソウと、言われるそうです。 高さは、25㎝くらい。茎の先に唇形の花序をつけていました。 花は、淡紫色で花冠に長い毛が生えていました。萼にも、腺毛があります。萼の先端が尖らず丸いのも、特徴だそうです。 雄蕊が２個。雄蕊、雌蕊が長く、花冠から突き出ていました。（①③） 葉は、対生で、1回羽状複葉でした。3出複葉の葉もありました。 小葉は、倒卵形、縁には、ギザギザがありました。（②） たくさん咲いていましたが、その中でも、ちょっと白っぽい花もありました。（④⑤） シロバナミヤマタムラソウとは、いかないかな？ 最初、アキノタムラソウかな？と思い、写しました。家に帰って調べてみると、違うことに気づきました。 ちなみに、ナツノタムラソウは、濃紫色で花冠外側に毛が少ないそうです。 私が逢ったのは、毛がたくさんあるほうでした。 6.20

ショウジョウバカマ 弥陀ヶ原湿原には、ショウジョウバカマがあちらこちらで咲いていました。今が一番の最盛期という感じでした。弥陀ヶ原湿原の標高は、1930mです。 細長い、根生葉が、ロゼット状になっていて、その真ん中から、10cmくらいの花茎を出して、花を横向きにつけていました。（①） 咲き始めの花は、雌蕊をぐーんと伸ばしているんだそうです。 雌性期なんですね。 この写真は、咲き始めかな？（②） 開花すると、雄蕊が伸びて、雄性期になるんだそうです。雄蕊と雌蕊の長さが同じくらいになってる。（③） 美女平では、ショウジョウバカマの実に出会えました。 美女平は、標高977m。 花茎が、50cmくらいになっていて、根生葉と一緒に撮れませんでした。（④） 実をよく見てみると、雌蕊が1個、雄蕊が6個あります。 上向きに伸びて、果実は、3つにくびれていました。種がたくさん入っているのかな。（⑤） 同じ立山で、標高の違う場所で、ショウジョウバカマを見ることができました。 ①②③ 立山弥陀ヶ原 ④⑤ 美女平 6.20.21

イワウチワの花後の実？ 立山美女平遊歩道を歩いていると、 この実が、たくさんできていました。 葉を見てみると、イワウチワの葉。 厚くて、てかてかしています。丸い 葉で先がちょっと平たいです。 縁に波状の鋸歯がありました。基部は、やや心形。 萼が5つで、真ん中に実ができています。苞もあって、 イワウチワの感じがします。 （①②③） 美女平遊歩道では、五月下旬にイワウチワが咲くとの、情報がありました。すると、これは、 イワウチワの花後の、実？ もし、ご存知の方がいらしたら、教えてください。 美女平遊歩道では、立派な立山杉が、見られました。（④） ブナの林も広がっていました。（⑤） 6.20

タニギキョウ 立山美女平の遊歩道の森の中を歩いている時に出逢いました。 ずっと、憧れていた、GSで、見せてもらっていたお花です。 私、逢っちゃった？ 静かな森にひっそり群生していました。 可愛らしくて、あ！と声をあげてしまいました。 小さな白い花。１センチもないです。 葉の上にひとつ、花が咲いていました。（①） 鐘型の花で、5つに深く裂けています。 （②） 柱頭は、3つに裂けていました。 （③）雄蕊は、5個だそうです。 わかりませんでした。 これは、どんな時期の花？ （④） 葉は、互生で柄がありました。丸い卵形の柔らかな葉でした。縁に粗い鋸歯がありました。 ひとつの場所に群生していました。 （⑤） 調べると、タニギキョウは、雄性先熟なんですね。雄性期の花は、あまりに小さくて、わかりませんでした。 初めて、出会えたタニギキョウ。 この森に入って歩いてよかったと思いました。神様からプレゼントをもらった気持ちになりました。 6.20