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椎の丸太
不死鳥錦。温室でぬくぬくしてたら鮮やかだった斑のピンクが淡くなってきました。 節間が詰まってきたよ。 植物の背丈を決める要素は接触や移動のストレスだったり光質だったり気温だったりと色々ありますが、気温の変化が興味深いです。 さてさて、予告通り保肥性について気の向くままにめちゃくちゃざっくりと。 誰得ですかね まず始めに…… 土も肥料成分も静電気を持っています。 この静電気により肥料成分をくっ付ける性質を保肥性といいます。 土は主にマイナスに荷電しており、プラスに荷電している肥料成分を引っ付けます。この肥料成分は他の肥料成分と簡単に入れ換わる(火山灰土におけるリン酸は例外)ことが可能です。 肥料成分を引っ付けておける量 をイオン交換容量といい、これが大きいほど肥料成分を多く引っ付けることができます。 イオン交換容量には陽イオン交換容量と陰イオン交換容量があり、これらの容量がpHの変化で変動する(変異荷電)土としない土(永久荷電)があります。 変異荷電が起こるのは腐植だったり、アルミニウムや鉄の含水酸化物を含んでいる火山灰土(日本ではおなじみ)だったりします。 永久荷電については結晶学が出てくるので割愛() 変異荷電での陽イオンと陰イオン交換の容量について pHが高くなる(アルカリ性)ほど陽イオン交換容量が増え、陰イオン交換容量が減る。 pHが低くなる(酸性)ほど陽イオン交換容量が減り、陰イオン交換容量が増える。 さて、肥料成分を引っ付けた後に交換できなく(土壌に固定される)ケースもあります。 火山灰土におけるリン酸や一部の重金属。バーミキュライトにおけるカリウムとアンモニウム……といったものです。 リン酸や一部の重金属は火山灰土のアルミや鉄に静電気で引っ付いた後に結合してしまい土の一部になってしまいます。このような状態では植物が利用できなくなるのです。 バーミキュライトですが、表面のくぼみとカリウムとアンモニウムが同じ大きさなので、ぴったりとくぼみにはまりこむ形で引っ付き、他の肥料成分との入れ換わりが困難になります。しかし、土壌に固定されないので植物は利用できます。 じゃあどんな土がいいんだよ!ってなりますが、枯れないならお気に入りの土で好きなように育ててもいいんじゃないですかね。向き合い方は様々なので。
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椎の丸太
念願のお魚をゲット! マルマルモリモリにしたいですが冬に徒長させそうです。どうにかして部屋の照度を底上げしないと…… 追記 : タグつけ忘れてたので追加w ~久しぶりの余談です~ 冬場に備えて簡単に。 植物には光合成と呼吸に適した温度があり、適した温度より下がるにつれ光合成と呼吸は減少していきます。限界以下の温度になると光合成での生産はなくなり、この温度が長く続く環境では生存できません。そんな極端な環境に置かないと思いますが…… 低温になると植物に何が起こるのか、ざっくりと。 ・気孔の開閉が鈍くなる ・光合成速度の低下 ・修復能力の低下 主にこんなものですかね。一つずつみていきます。 気孔の開閉が鈍くなる これは開いた状態や閉じた状態が続くことになります。開いた状態が続けば水分が逃げ、閉じた状態が続けば二酸化炭素の取り込みや酸素の放出ができません。 光合成速度の低下、修復能力の低下 おそらくこれが一番怖い。光合成の速度は温度と光の強さにより変わります(その他要因もありますが、分かりやすく温度と光強度のみで)。その温度での光合成速度を超える光を与えると、吸収した光で活性酸素が大量に発生します。活性酸素は植物の生産する酵素により水になります。が、低温で酵素の生産が低下するものもあり、処理しきれなくなった活性酸素が周りの細胞を攻撃しちゃうんですね。修復能力がしっかり働いてるうちは(高温条件でも)見かけ上は変化がないのですが、修復能力が低下するとダメージを受けた細胞を回復できずに……あとはお察し下さい。
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椎の丸太
フェスに行けないので出かけたついでに園芸店へ。 1号サイズのコーナーになんかありました。ハオと思われるものと奥の何かわからないものが引っ付いててお値段なんと30円!名無しさんですが……すくすくと成長してほしいです。 ~余談ですよっと~ サイエンスの時間ですよ~ 素朴な疑問ですが、多肉植物って光合成中に酸素を空気中に出してるんですかね? 光合成は光が当たっていないと行えないし、日中って気孔を閉じてるから空気中に酸素を逃がすことはできません。かといって酸素をそのままにすると活性酸素でえらいことになるので何かしらの方法で処理してるんでしょうけど。 植物は、光合成の際に強光下か二酸化炭素が足りなくなると、発生した酸素を二酸化炭素に変えるそうです(光呼吸)。 多肉植物は発生した酸素を逃がすことができないなら、光合成中はこの機能を常に使って酸素を処理してるんですかね?ちなみに光呼吸では成長に必要な物質も消費されてしまうようです。 となれば、光呼吸を必要最小限に抑える環境に置いてやればその分が成長に使えるのでは。とか妄想してます() とりあえず簡単にできそうなことは、昼間に数時間ほどの完全な遮光と温度管理と光強度管理ですかね。自分的には遮光が手軽な気がしますが。 光呼吸は、強光下か二酸化炭素不足の時に処理しきれなくなった還元力を消費して活性酸素の発生を抑えるためにすると考えられています。 活性酸素は酵素により無害化されますが、処理しきれないと光合成系がダメージを受けます。回復しない場合もあるので注意ですね。
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椎の丸太
本日最後の写真。欲しかった鷹の爪さんがHCにあったのでついつい。明日はお気に入りの暗黒竜さんをうp。 ~いつもの余談~ たまに顔を出す園芸店の店主と1時間くらい喋ってました(こらそこ、営業妨害とかいわない)。色々な情報が飛び交う時代、自分に有益な情報ばかりに目が行きがちなので、集めた情報を整理するために育て方について少しだけお話を聞くことにしました(結果1時間w)。 多肉やら観葉やら関係なく、そこの店主が特に重視するのが「根っこ」とのことです。仕入れの際も根の状態を確認するほどだとか。 水や栄養の吸収は根が行うので、なるほど納得です。 そうなると土作りが大切ですね。で、どういった土にすればいいのか?と素直に愚直に聞いたら環境と育てる人の性格によるとのこと。 具体的には品種や風通しや日当たり、水やりの頻度で土の配合を変えてくれ、と。 今回は多肉植物が前提ですが、店主からは水捌けの良いゴールデン粒状培養土をダイマされました。それを基に保水性と水捌けを、育てる環境と水やり頻度に合わせて調整してくれと。 同じ品種を複数株持ってれば色々試してみたいですね。 んで、それでも水やりが原因で形を崩す人は水やりを我慢したほうがいいんですね(白目)いや、いつどれに水をやったか覚えてないのです、はい。なので次の水やり日(曜日とか10日後とか2週間後とか)を書いたラベルをいっしょに立てようと思います。 何はともあれ楽しい時間でした!
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