クロモジの雌花 クロモジは、雌雄異株の木です。 冬芽から観察してきた木は、雄木でした。それなら、雌木も、いるはずと思い、探しました。 ①雌花です。雌蕊？子房？ひとつありました。 ②雌花は、垂れ下がる様子ではなく、広がってついている感じでした。 ③葉の元に微毛がたくさんありました。芽吹いてすぐは、ありますが、成長すると、無毛になるそうです。 ④葉痕が見えました。（拡大してみてください）これは、クロモジの葉痕。 ⑤こちらは、雄花です。たくさんの雄花が、垂れ下がって、咲いていました。 ひとつひとつ、雄花、雌花を探しながら歩きました。ゆっくり、先を急がず観察しながらの、山歩きは、楽しかったです。 4.20

ミドリニリンソウ 萼が緑色のニリンソウ3つの様子を、変化がないか見に行ってみました。 一枚目 ⬇️⬅️3月28日　全部が緑色でした。真ん中の蕊も緑色でした。 ⬇️➡️4月4日　　少し蕊に変化がありました。でも、ほとんど緑色。 ⬆️ 4月12日　　真ん中の蕊が 出てきていました。萼は、変わらず 緑色でした。 二枚目 ⬇️⬅️3月28日 ⬇️➡️4月4日 ⬆️ 4月12日 このミドリニリンソウは、蕊が伸びていることがわかりました。萼は変化ありませんでした。 三枚目 ⬇️⬅️3月28日 ⬇️➡️4月4日 ⬆️ 4月12日 このミドリニリンソウも、真ん中の蕊に変化が見られました。萼は、変わりませんでした。 3つのミドリニリンソウとも、萼に変化はなかったです。真ん中の蕊が伸びていました。 四枚目と五枚目の写真は、別の場所で、見つかったミドリニリンソウ。 だいぶ前に咲いたらしく、傷ついていました。たくさんの方々がご覧になったのではないかと思います。 記録として、付け足しました。 3月28日 4月4日 4月12日

コクサギの芽吹き 冬芽から、ずっと観察してきた、 コクサギ。芽吹きが嬉しくて。 側芽は、片側に2個ずつついていましたが、芽吹いた木を見てみると、なるほど、片側に、2個ずつ、葉と、お花がついていました。（①） コクサギは、雌雄異株です。 これは、雄株。（①②） 前年枝の葉腋に、淡い黄緑色の花をつけます。3センチほどの総状についていました。（②） それなら、雌株も探さなきゃと、思い、昨年の実を頼りに、探しました。 これが、雌花です。（③④） 雌花は、1センチほどの柄の先にひとつ、ついていました。 葉は、枝の1側に2個ずつ交互につける（コクサギ型葉序）と呼ばれる変則的な互生をするそうです。 今度は、葉を見て確かめたいです。 冬芽が、明るい緑色になって、芽吹きそうと、喜んでいた（⑤）頃から、すっかり春になって、初夏に変わりつつあるんですね。 ①4.8 ②③④4.12 ⑤3.15

ニッコウネコノメソウ 日光で見つかったイワボタンの変種であることから、ニッコウネコノメソウと名付けられたそうです。 高尾山でよく見るヨゴレネコノメソウと似ていると、最初は思いました。 でも、実際に会って、よく見ると、違っていました。 沢沿いの湿地にいました。 下の苞は、深い紫色がかった緑色。 上の苞は、明るい鮮やかな黄色。 萼は黄緑色です。（①） 群生していました。（②） 花をよく見ると、雄蕊が8本。雌蕊が真ん中に1本。先が二つに分かれていました。葯は、暗い紅紫色をしていました。（③） 左⬅️がニッコウネコノメソウ 右➡️がヨゴレネコノメソウ （③） ニッコウネコノメソウは、萼裂片が水平に開くそうです。⬅️ ヨゴレネコノメソウは、萼裂片が、直立するそうです。➡️（⑤） よく見ると、全然違うんだー この二つは、どちらも、イワボタンの変種で、かなり近い親戚の関係だそうです。 ちなみに、私は、まだイワボタンに会ったことがありません。先に、親戚のコに逢ってしまいました。 4.9

クロモジの花が咲きました。 昨年12月11日に、クロモジの冬芽に逢いました。それから、同じ木をずっと観察してきました。花が咲くのを楽しみにしてきました。 冬芽が変化してきたのに、気がついたのは、 3月26日（④） 花芽が少しほころんで、葉芽も、緑色が見えてきました。 4月4日（③） だいぶ、ほころんできました。 葉は、すっかり緑色になりました。 この日、ひとつだけ、花が開いていました。 いよいよだーと思った日でした。 そして、 4月8日（①②） 花が開きました。葉も、今にも開きそうです。花の様子を見てみると、 雄花のようです。 8日に、別のところで見た、クロモジの花。（⑤） ここでは、葉が開き、花が満開になっていました。 クロモジは、雌雄異株。 私が観察してきた木は、雄株でした。 別のところで見た木も雄株でした。 クロモジは、いい香りがする木で、材は爪楊枝を作る時に利用されるそうです。以前、一緒に山歩きをした植物の師匠と、枝を噛んだことを思い出しました。なんとも言えない和風の香りでした。 この木は、引き続き観察していこうと思っています。 4.8 3.26 4.4

レンプクソウ 春には、必ず会いたいお花です。 咲き始めました。 前後左右と上の5方向に花をつける不思議な植物です。 合計5個のお花がつくので、別名「五輪花」とも言うそうです。 オリンピック花？ （①②） 蕾がついている時は、今年も咲くなあと、ワクワク。（③⬅️） 雄蕊が4個、ひとつがふたつに分かれているそうです。花柱は、4個。ということが写真から、わかりました。ひとつ咲き、次も咲きそう（③➡️） 草丈5センチくらいでした。でも、図鑑には、10センチと書いてあったので、まだこれから、伸びていくのでしょう。お花は、緑色で目立ちません。（④） 葉は、丸い感じ。柄には、ひれがあります。（⑤） 昔、この花の根元を掘ったら、根がフクジュソウとつながっていたことを発見した人がいて、そのため「連福草」という名前になったそうです。 でも、実際はそのように根がつながることはなく、間違いから名がついてしまったと、言われています。 5つも花が咲くから、福が連なるという意味だと思っていました。なーんだ。間違いから？ でも、それでも、幸せのお花でいいんじゃない？ ③ ⬅️3.26 ①②④⑤ 4.4

ヒメニラ 今年も何回も探したヒメニラ。 2㎜くらいしかない小さな花です。 背丈も、2センチか3センチか。 中を覗き込んで見ちゃった。 もう、受粉して、実ができそう。ちょっと花粉が残ってる？これは、雌花らしい（①） なんだか小さなチューリップみたい。（②） この子は、もう、実ができていました。（③） なにしろ、小さいんです。枯葉の中から、ピュンと葉っぱが出ていて、その葉っぱのところから、すっと、花が出ています。これは蕾（④） 葉っぱを探して、花を探す👀 その繰り返し。小さな小さな蕾。 （⑤） たくさんの、ヒメニラに会えました。目が慣れてくると、見つかる見つかる！ 今年も、楽しませていただきました。 3.25 3.26 3.28 4.4

ヒメカンスゲ 高尾山観察会で、ヒメカンスゲの特徴を教えてもらいました。ヒメカンスゲは、カンスゲの仲間で、カンスゲより小さいです。春先に綺麗なお花をたくさん咲かせます。（①） 雄小穂には、まだらな模様があって、それが、特徴なんだと、聞きました。（②）3.26撮影 それから、数日後、G Sの先輩、花友さんの投稿で、雄小穂の下に雌小穂が出ることを知りました。 そこで、雌小穂を見に行ってきました。 雄小穂が上に、その下に小さく雌小穂がありました。（③） 雌小穂をよーく見てみました。（④） 花は咲き終わって、実になりかけてる？4.4撮影 ①②③④は、観察会で教えてもらった同じヒメカンスゲです。9日後のヒメカンスゲは、咲き進んで、もう葉が枯れているところも、ありました。 他の場所でも、たくさん見ました。 ヒメカンスゲだろうなあと思って、写した写真。（⑤） 違っているかも、しれません。 たくさんの美しいお花を咲かせていました。

アオイスミレの花柱の先が曲がって、カギ形になっていることを 確かめてみました。 ①もう、だいぶ、大きくなって、華々しく咲き始めています。 ②中を覗いて確かめてみました。 うん、なるほど、曲がっている感じ。 ③この白い子は？ ④何回も、中を覗き、何回も写して、この写真。やっぱり、曲がってるー アオイスミレの見分け方は、花びらがあまり横に開かないことや、葉っぱの形や、毛に覆われていること などがありますが、一番の特徴は、花柱の先が下向きに曲がってカギ形になることだそうです。 こりゃ、やっぱり、ルーペが必要だと思いました。 3.25 3.26