２　ｷｬｰ‼️自伝・第２２５章 ~世紀末‼️歳末テレビ通夜‼️~ １９９９年‼️　ノストラダムスの予言は大ハズレ‼️　地球セーフ‼️だがしかし、、、ボクの部屋のテレビが壊れた‼️ あたかも、地球の身代わりになったかのように、、、 年末の２９日よ。まだそのころテレビっこだったし、ビデオも見れない‼️　ゲームも出来ない‼️ 部屋にテレビのない生活など、考えられん‼️ で、コジマいって、５万のテレビ、それまで２０インチだったのを奮発して２４インチのにしちゃって、、、 配達を頼んだら、年内はムリっつーの。４日からになります。えー‼️　正月だぞ‼️　テレビのない三が日なんか、考えられる❓ 歩いて２０分くらいの距離だから、じゃ、持って帰ります‼️　って、元気いっぱい答えて、テレビの箱を両手で抱えて、歩きはじめたら、、、 もー、手がちぎれる、、、 ２４インチ舐めてた。薄型テレビなんか夢のまた夢の時代よ。家の人に応援を呼ぶわけにもいかんの、ケータイなんかなかった、あったけど、、、持ってなかった、、、 歩くしかねーんだよ。それかゴミ捨て場に捨てるか。 そんでもうヨチヨチ歩いては休み、休んでは歩き、休んでは休み、休みのが多くなって、それでも確実に、家に向かって、たったの２０分の距離を、３倍くらいかけて、テレビを運んでいたらですよ‼️ そこの家から子どもが現れて、こっちみてんの。 もう、ボクの歩き方が、その時点でまともじゃないの。テレビを抱えてる腕がとっくにイカれてるから、片方の腿のとこでテレビの重みを支えて、ほら足の方が力持ちってゆーから、エレファント・マンみたいな歩き方になってて、、、 いったんちゃんとしようって、子どもみてるからね、フツーに抱えて歩いてみたものの、もうムリ。エレファントマンに逆戻り、、、 したらその子がさ、ボクの横に来て、ボクのエレファントマンウォークをマネしだしたの、、、 ウゼー‼️‼️‼️ ちょっと笑っちゃったの。そしたら、その子がさ、低いテンションで、こう言ったの、、、 ≫ボクのお父さん、死んじゃったの、、、 こえぇー‼️　全力でこえぇー‼️ なにその文脈‼️　聞いてねーし‼️　真冬の怪談‼️　テレビが壊れただけなのに‼️　 その子はそのまま行っちゃって、ボクはなんとかガッツで家までテレビを持ち帰り、正月は楽しく過ごせたんだけど、、、 あのこ、なんだったと思う❓ ドラマとかでさ、お骨の入ったボックスを胸に抱えて歩いてんじゃん。ボクがテレビをしずしず抱えて歩く姿が、それを思い起こしたのかな、、、って。 それか極限に達した疲労困憊がボクに見せた白昼の夢芝居だったか、、、